クリアファイル問題　通知撤回し組合と協議を　道高教組が道教委に要請

（関係団体 2016-02-02付）

　道高教組（國田昌男中央執行委員長）は一月二十五日、道教委に対し、クリアファイル問題に関する通知を撤回するとともに、組合との協議を行うよう要請した。

　道高教組によると、クリアファイル問題にかかわって、道教委が口頭による申し入れを行おうとしたが、道高教組は拒否。その後、道教委が昨年十二月二十八日付通知で、「職員団体活動として行われる政治的行為であっても、その構成員である個々の職員については、政治的行為に関する服務上の規制があることを十分理解の上、道民の誤解を招くことのない」よう申し入れた。

　一方、道高教組は、調査や通知の内容等について見解を求める公開質問状を一月四日付で送付し、道教委が一月二十二日付で文書回答した。

　道高教組がこの日に行った要請では、「〝教育の政治的中立性の確保〟を図りたいとのことであれば、調査結果に関して一方的な〝通知〟とするのではなく、組合に協議を求める姿勢を示すことが必要ではないか」「法令違反の事実がないにもかかわらず、その〝おそれ〟で調査をかけることに何ら問題意識のない回答は容認できない」などと主張。

　道教委に対し、「〝通知〟の撤回と、あらためて我々との協議を申し入れることを求める」とする要請書を手渡した。

(関係団体 2016-02-02付)