十勝管内地域いじめ問題等対策連絡協議会　未然防止へルール作成を　第２回会合開き情報共有

（関係団体 2016-02-09付）

ネットトラブルによるいじめ防止について報告し成果と課題を共有

　【帯広発】十勝管内地域いじめ問題等対策連絡協議会の第二回会合が一月二十七日、十勝合同庁舎で開かれた＝写真＝。構成員十九人が出席し、学校・家庭・地域・関係機関それぞれが「ネットトラブルによるいじめ等の未然防止に向けた取組」について報告。本年度の成果と課題を共有し合いながら、いじめ等を未然に防止するためのルールづくりについて協議した。

　同協議会は、管内の関係機関・団体が連携し、いじめや不登校等の問題行動への対策を検討することによって、学校・家庭・地域等が一体となって、今後の課題解決に資することが目的。構成員十九人が出席した。

　冒頭、十勝教育局の加藤ひとみ次長があいさつに立ち、「情報モラル教育やインターネット、携帯電話、スマートフォン等について、関係機関と連携しながら指導の充実を図ることが大切」と強調。「協議を通して、いじめ等の問題解決となるような活発な意見を」と求めた。

　続いて、十勝教育局高校教育指導班の岩渕啓介指導主事が、道内のいじめの状況を踏まえながら、管内のいじめ根絶に向けた取組について説明したあと、帯広市ＰＴＡ連合会、帯広市校長会、管内高校生徒指導連盟、鹿追町立教育研究所の四団体がネットトラブルによるいじめ等の未然防止に向けた取組を発表した。

　うち、帯広市Ｐ連の取組について保前明美会長が報告。ＳＮＳの危険性を呼びかけた「安心・安全ネットワーク」や「安心・安全フォーラム」の活動を紹介した。

　保前会長は「今後、スマートフォンの利用について、具体的なルールづくりを考えていきたい」と報告した。

　このあと、本年度の成果と課題を共有し合いながら、いじめ等を未然に防止するためのルールづくりについて協議した。

(関係団体 2016-02-09付)