アウトメディアプロジェクト　地域・学校の取組紹介　子どもの生活習慣づくり推進実行委が事例集

（関係団体 2016-02-08付）

全道の公立小・中・高校、特別支援学校に配布した

　道子どもの生活習慣づくり推進実行委員会（佐藤彰会長）は、「どさんこアウトメディアプロジェクト」の『地域・学校における取組事例集』＝写真＝を作成し、全道の公私立小・中・高校、特別支援学校に配布した。道内の地域や学校で行っている、ネット利用を含む望ましい生活習慣づくりに向けた取組の数々を紹介している。

　同実行委員会は、道内のＰＴＡや学校教育、社会教育、教育委員会、企業・ＮＰＯ等の関係者、道・道教委の関係部署担当者などが集まって設立。携帯電話やスマートフォン等の電子メディアとの過度の接触を減らし、家族との団らんや人と人とのつながりを大切にしながら、望ましい生活習慣の定着を図る「どさんこアウトメディアプロジェクト」を展開している。

　ネット利用のルール等を設定している学校は約五割、市町村は約三割にとどまっているなどの調査結果が明らかになったことから、同実行委員会では、すでに取組を進めている各地の実践を紹介し、全道各地に広げようと、今回、『事例集』（Ａ４判、二二ページ）を取りまとめた。

　『事例集』では、ネット利用などの生活のルールづくりに親子で取り組む千歳市ＰＴＡ連合会の「千歳市家庭生活宣言」をはじめ、黒松内町、江差町、苫前町、浦幌町、釧路市、別海町の地域ごとの取組、電子メディアを含む生活習慣のルールづくりを学校から発信した日高町立日高小学校・里平小学校をはじめ、中川町立中央小学校、清里町立清里小学校・光岳小学校・緑町小学校、苫小牧市立啓明中学校、北斗市立浜分中学校、稚内市内全小・中学校、岩見沢緑陵高校の取組を関係資料とともに紹介している。

　五千部作成し、札幌市を含む全道の公私立小・中・高校、特別支援学校に配布したほか、「どさんこアウトメディアプロジェクト」のホームページ上でも公開している。

(関係団体 2016-02-08付)