安全安心な地域づくり会議 子の安全確保へ体制充実 「推進方策」改正で協議(道・道教委 2016-02-15付)
活動事例発表などのあと、「推進方策」改正について協議
二十七年度道犯罪のない安全で安心な地域づくり推進会議が十日、京王プラザホテル札幌で開かれた=写真=。「道犯罪のない安全で安心な地域づくり推進方策」の改正について協議。推進項目「学校・通学路等における児童等の安全確保」の内容を見直し、「不審者侵入時の危機管理マニュアルの不断の見直しと校内協力体制の充実」「通学路等の安全点検の確実な実施」などを盛り込む。この日の協議を踏まえ、今月中に第十次「推進方策」を決定する予定。=関連記事「解説」欄=
この日の会議では、会長を務める高橋はるみ知事があいさつ。「今後とも、道民の安全・安心な暮らしの実現に向け、積極的な啓発活動をはじめ、様々な取組を行っていく」との考えを示し、理解と協力を求めた。
副会長の北村博文道警本部長は「皆さんとの連携・協働を深めながら、安全で安心な地域社会の実現に向けてまい進していくので、引き続き、地域に根ざした活動に尽力を」と要請した。
同じく、柴田達夫道教委教育長は「安全教育の場で、子どもたちが地域の方々と直接会って、いざというときには、何の迷いもなく助けを求めることができる状況をつくりたい」と述べ、子どもたちの安全確保のための協力を呼びかけた。
活動事例発表、各種取組状況の報告のあと、「道犯罪のない安全で安心な地域づくり推進方策」の改正について協議した。
現行の第九次「推進方策」をベースに、本道の犯罪情勢、道民意識などを踏まえて、内容の見直しや整理を行う。
このうち、推進項目「学校・通学路等における児童等の安全確保」については、「道犯罪のない安全で安心な地域づくり指針」を踏まえ、学校での子どもたちの安全確保のため、「不審者侵入時の危機管理マニュアルの不断の見直しと校内協力体制の充実」「登下校または通所時以外の玄関の施錠等の不審者侵入防止対策や緊急時に備えた体制の充実」などを盛り込む。
通学路等の安全確保でも、同指針に基づき、「通学路等の安全点検の確実な実施」「学校、保護者および地域住民と連携した巡回パトロール等の安全確保のための活動の充実」などを具体的な取組に挙げた。
また、安全対策の推進のため、「学校、保護者、地域住民および警察等の関係機関等と連携した取組や情報共有を図る体制の整備」などを行っていく。
安全教育では、危険の予測・回避能力を育成することとし、そのための実践的な安全教育事例等の活用促進などを盛り込んだ。
第十次「推進方策」は、会議での協議内容を踏まえ、今月中に決定する予定。
(道・道教委 2016-02-15付)
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