宗谷管内の教育実践表彰受賞者 小学校2校に晴れの栄誉―稚内市稚内港小、猿払村浅茅野小(道・道教委 2016-02-16付)
【稚内発】宗谷教育局は、本年度の管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育において優れた実践活動に取り組み、管内教育の向上に大きく貢献したとして、稚内市立稚内港小学校、猿払村立浅茅野小学校の二校が晴れの栄誉に輝いた。
表彰式は、今後日程を調整の上、受賞者の所在地において執り行う予定。
受賞校の功績概要はつぎのとおり。
【学校教育】
▽稚内市立稚内港小学校(菅野洋子校長、児童数六九人)
長年にわたり、「深く考えやりぬく子」「なかよく助け合う子」「明るくたくましい子」の育成を目指し、少人数学級の特性を生かしながら、体験的な学習活動や道徳の時間の充実を中心とした道徳的実践力を育む道徳教育の推進に努め、大きな成果を上げている。
特に、「主体的な学びと、元気なあいさつ、笑顔あふれる学校」を本年度の重点とし、道教委の「二十六・二十七年度道道徳教育推進校事業」の推進校として、全教職員が一体となって「人間の生き方についての自覚を深め、道徳的実践力を育てる」ための道徳の時間の授業改善に努め、その実践を公開研究会として全道に向けて発信するなど、管内教育の充実・発展に大きく貢献している。
また、道教委の「二十七年度授業改善推進チーム活用事業」の本務校として、稚内南小学校と連携し、習熟の程度に応じた指導を充実させ、子ども一人ひとりに確かな学力の定着を図る授業改善に努めるとともに、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする子どもの支援の充実に向け、全校体制による研修を推進するなど、きめ細かな指導を重視した教育活動を推進しており、その実践は高く評価される。
▽猿払村立浅茅野小学校(舘野薫校長、児童数一三人)
長年にわたり、「しっかり学ぶ子」「思いやりのある子」「ねばり強い子」の育成を目指し、へき地複式校の特性を生かしながら、近隣校との連携を図った集合学習や、学校・家庭・地域が協働で創造する教育活動の推進に努め、大きな成果を上げている。
特に、「目標に向かってともに努力する学校、開かれた学校」を経営の基本とし、二十七年度「全道へき地複式教育研究大会」の授業校として、近隣三校と連携を図り、全教職員が一体となって教育課程の編成・実施・評価・改善を行いながら、意図的・計画的に実施している集合学習「はまなす学校」の実践を全道に向けて発信するなど、管内教育の充実・発展に大きく貢献している。
また、地域住民や地元企業と連携し、隣接する民有地にクロスカントリーコースを整備するなど、冬期間の体力づくりに計画的に取り組むとともに、総合的な学習の時間における「農園活動」や「そば学習」では、地域住民や保護者を講師に招き、児童の食に対する関心を高める地産地消の体験学習を継続的に行うなど、学校、家庭、地域が一体となった教育活動を推進しており、その実践は高く評価される。
(道・道教委 2016-02-16付)
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