使用時の注意点など学ぶ　札幌市清田中が携帯電話安全教室

（学校 2016-02-16付）

全校生徒や保護者、教職員が参加

　札幌市立清田中学校（土田英之校長）は一月二十二日、同校で携帯電話安全教室を開催した＝写真＝。全校生徒や保護者、教職員合わせて約七百六十人が参加。携帯電話やスマートフォンを使用する際の注意点やマナーなどを学んだ。

　この取組は、携帯電話に関するトラブルや被害の予防法・対処法、モラルやマナーを生徒や保護者に伝えることをねらいとして、毎年実施している。

　この日、㈱ＮＴＴドコモの担当者が講演した。担当者はインターネットを利用する際の注意点を説明。インターネットは世界とつながっており、自分の情報が悪用されると完全に削除できないことを強調した。

　その上で、メールやサイトを通じた「出会い」、ネットへの書き込みなどを行った際に起こるトラブルについて説明。事例や予防策、対処方法を紹介した。

　友達との連絡については、文字だけのやりとりでは言葉足らずで誤解を招くこともあり、会って話すとき以上に気持ちを丁寧に伝えることや、相手の気持ち・状況を想像するよう求めた。

　また、肖像権について言及。人にみだりに撮影されたり、その肖像を無断で公表されない権利であることを説明し、「他人の写真などを勝手に自分のブログなどに載せないようにしよう」と呼びかけた。

　参加した生徒は、「普段何気なく携帯電話を使っていたが、講演を通してその怖さを知った」などと感想を述べていた。

(学校 2016-02-16付)