楽しい思い出つくろう　室蘭養護と道大谷室蘭高が劇やレクなどで交流深める

（学校 2016-02-16付）

本年度５回目となる通年交流・共同学習

　【室蘭発】室蘭養護学校（髙橋正志校長）と道大谷室蘭高校（竹本将人校長）は五日、本年度五回目となる通年交流・共同学習を実施した。室蘭養護からは中学部・高等部の生徒約七十人、道大谷室蘭高からは福祉コースを専攻する二年生の生徒約二十人が参加。劇やレクリエーションなどを通じて、交流を深めていた＝写真＝。

　この取組は、室蘭市内八丁平で隣接する両校が、豊かな人間性を育むことや、障がいのある生徒へのかかわり方、支援方法について理解を深めることなどを目的に、毎年行っているもの。本年度は、昨年五月の対面式を皮切りに、これまで四回にわたって、道大谷室蘭高の生徒が考えた企画レクや授業交流などを行ってきた。

　五回目となるこの日は、本年度最後の交流。道大谷室蘭高の福祉コースを専攻する二年生約二十人が、室蘭養護を訪問した。はじめに、道大谷室蘭高の生徒が、「思い出をつくることができるよう、最後まで一緒に楽しもう」と呼びかけた。

　続いて、道大谷室蘭高の生徒が、「おおかみと七匹の子羊」の劇を披露した。養護学校の生徒たちは興味津々といった様子で劇に見入っていた。

　このほか、じゃんけん列車ゲームや各教室でのＨＲなどを通じて交流。両校の生徒たちは笑顔を浮かべるなど、終始和やかな雰囲気だった。

　両校では、来年度以降も取組を継続する方針だ。

(学校 2016-02-16付)