上川局・特別支援教育の充実目指した取組　本年度目標指標を達成

（道・道教委 2016-02-22付）

　【旭川発】上川教育局は、本年度「特別支援教育の充実を目指した取組」重点目標における目標指標を達成した。十六日に開かれた第二回管内特別支援連携協議会で報告したもの。今後も引き続き、「子どもの教育的ニーズに応じ、自立を促し社会参加につなげていく一貫した支援の充実」に努めていく。

　本年度の重点目標は、

①特別な支援を必要とする幼児児童生徒の一貫した支援の充実を図るために、個別の指導計画や各市町村で作成している個別の教育支援計画、管内子育て相談支援マップ「地域の相談の窓」の活用の充実を図る

②専門家チームと市町村特別支援連携協議会や特別支援学校と連携を図り、支援を必要とする子どもや保護者が相談支援を活用しやすい体制を整備する

③特別支援教育充実セミナー等各種研修事業の活用や校内研修プログラムの実施を通して、教員の指導力の向上を図る

　―の三点。

　目標指標について、①では、「校種間における個別の教育支援計画の引継ぎへの活用を一〇〇％にする」と設定。

　②について、「障がいのある子どもの保護者への相談支援の担当者を明確にする」「相談窓口一覧や支援マップ等を次年度就学児の保護者に周知する」「健診時などに、個別の教育支援計画の意義や様式について保護者に情報提供する」の三点を設けた。

　③では、「特別支援教育コーディネーターの研修受講率を一〇〇％にする」を掲げた。

　本年度の特別支援教育体制整備状況調査をはじめとした各種調査の結果、①～③の目標指標を達成。②について、すべての市町村で「取り組んでいる」「年度内に取り組む予定である」との回答が得られた。

　同協議会では、次年度も重点目標を継続。上川の目指す姿として定めた「子どもの教育的ニーズに応じ、自立を促し社会参加につなげていく一貫した支援の充実」に向けて取組を推進していく。

(道・道教委 2016-02-22付)