27年度胆振管内教育実践表彰受賞者 4校1団体に栄誉
(道・道教委 2016-02-24付)

 【室蘭発】胆振教育局は、二十七年度における管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育分野では、安平町立早来小学校、厚真町立上厚真小学校、壮瞥高校、登別明日中等教育学校の四団体が受賞。社会教育分野では、勇払千人隊芸能保存会が晴れの栄誉に輝いた。

 表彰式は、日程等を調整したあと、受賞者の所在地で執り行われる。

 受賞した各団体の功績はつぎのとおり。

【学校教育分野】

▼安平町立早来小学校(中村浩士校長)

▽地域とともにある学校づくりの推進

 「つよく やさしく かしこい子」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。

 特に、二十六年度から学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールとして家庭や地域との協働による創意ある教育活動を推進するとともに、地域の子ども園や中学校との交流など異校種間の連携を継続的に進め、管内教育の充実発展に大きな功績を上げた。

▼厚真町立上厚真小学校(油谷諭校長)

▽小中九年間を見据えた英語教育の実践

 「考える子 思いやりのある子 頑張り抜く子」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。

 特に、二十四年度から文部科学省の教育課程特例校として、コミュニケーション能力の素地の育成を目指し、各学年で英語活動に取り組むなど、小・中学校の連続性を踏まえた英語教育について先進的な実践研究に努め、その成果を公開研究会で広く発信するなど、管内教育の充実発展に大きな功績を上げた。

▼壮瞥高校(五十嵐晋校長)

▽地域に貢献できる自立した生徒の育成

 「自ら学ぶことのできる人 自己に厳しく正しい行動のとれる人 強い意志と体力をつくりたくましく生きる人 創ることを喜び進んで実践する人」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。

 特に、地域に貢献できる人材を育成するため、保育園や小学校と連携し、農業高校の特色を生かしたキャリア教育の充実に努めるなど、管内教育の充実発展に大きな功績を上げた。

▼登別明日中等教育学校(河原範毅校長)

▽中高一貫校の特色を生かした教育活動の推進

 「高い知性、豊かな人間性、健康な心身、郷土愛と国際性を身に付けた、本道の将来を担う人材」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。

 特に、本道で最初の中等教育学校として開校以来、中高一貫校の特色を生かした教育課程を編成するとともに、国際理解教育や外国語教育の充実に努め、その成果を広く発信するなど、管内教育の充実発展に大きな功績を上げた。

【社会教育分野】

▼勇払千人隊芸能保存会(苫小牧市、本田健吾代表)

▽伝承文化への興味関心を高める活動の推進

 昭和四十八年の設立以来、苫小牧開拓の祖である八王子千人同心の苦闘と哀感を表現した「千人隊芸能」の伝承を目的に、子どもたちに和太鼓の実技指導などを行っている。

 特に、二十七年度は、ほっかいどう子ども民俗芸能振興事業における「民俗芸能こども伝承講座」を実施し、その成果を発表することを通して、郷土に誇りをもち地域を担う青少年の育成に努めるなど、管内教育の充実発展に大きな功績を上げた。

(道・道教委 2016-02-24付)

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