管内高校研究指定事業等成果交流会―十勝教育局が初開催 先進的な取組を共有 教頭ら38人が実践発表等通し
(道・道教委 2016-03-09付)

十勝高校研究指定事業成果交流会
管内高校教育の充実・発展に向け研鑚を深めた

 【帯広発】十勝教育局は二月二十六日、二十七年度十勝管内高校研究指定事業等成果交流会を開催した=写真=。十勝教育局独自の取組としてことし初めて実施したもの。管内の高校から教頭ら三十八人が参加。参加者は、それぞれの実践発表や実践交流を通して管内高校教育の充実・発展に向けて研鑚を深めた。

 交流会は、研究指定事業など、各高校の先進的な取組を紹介することで、管内高校の学校運営の充実に資することが目的。

 この日は、管内の十二校から教頭や主幹教諭など三十八人が参加。はじめに、佐藤育子教育支援課長があいさつに立ち、これからの時代を担う教員に求められる資質能力として、「アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善」「道徳教育の充実」「特別な支援を必要とする生徒への対応」などを挙げ、「新たな課題に対応できる力量を高めることが必要」と指摘。「交流会を通して、各校が取り組んでいる研究の成果を共有し、高校教育の改善・充実につなげてほしい」と期待を寄せた。

 続いて、各校の代表者がそれぞれの研究テーマのもと、実践や取組内容を発表した。

 このあと、各校で、「自校の取組に生かすための方策の検討」をテーマに交流。参加者は、発表校の取組の工夫されている点や参考になる点について整理するなどして、管内高校教育の充実・発展に向けて協議を深めた。

発表校、発表テーマはつぎのとおり。 =発表順=

▼鹿追高校=これからの一貫教育

▼新得高校=いじめ未然防止プログラム実践校の取組

▼足寄高校=人権教育研究指定校にかかる足寄高校の実践

▼更別農業高校=校内・地域教職員研修促進費にかかる地域連携研修を終えて

▼大樹高校=本校で取り組んでいる研究指定事業

▼本別高校=高校における個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育

▼上士幌高校=上士幌高校における通級指導教室の設置に関する研究開発

▼帯広柏葉高校=医進類型指定校および地域連携研修主体校の取組

▼帯広緑陽高校=アクティブ・ラーニング型授業実践

▼池田高校=池田高校における観点別学習状況の評価導入の取組

▼帯広工業高校=社会と結びついた学習(インターンシップ)を通した生徒の資質・能力の評価手法の研究

▼広尾高校=土曜日を活用した取組

(道・道教委 2016-03-09付)

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