3団体2個人たたえる 本年度管内教育実践表彰受賞者決定―オホーツク教育局(道・道教委 2016-03-15付)
【網走発】オホーツク教育局は、二十七年度における管内教育実践表彰の受賞者を決定した。一般表彰は、留辺蘂高校をはじめ一団体一個人が、全国規模の文化発表・スポーツ大会等で優秀な成績を上げた団体・個人を表彰する特別表彰は網走市立網走小学校ブラスバンドをはじめ二団体一個人が晴れの栄誉に輝いた。
昭和四十四年から実施しているもので、管内の学校教育や社会教育の充実・振興を図ることが目的。教育活動などの振興に大きく貢献したと認められる個人や団体をオホーツク教育局長が表彰している。
表彰伝達は、三月十四日と十六日に、各学校等で執り行う。
受賞団体および個人の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=
【一般表彰】
▼団体
▽留辺蘂高校(國井秀彦校長、生徒数一〇〇人)
同校は、教科横断型で実施している国際理解教育や地域の団体と連携した河川環境教育実習、地域の学校等との地域連携や異年齢交流など、ESD(持続発展教育)を基軸とした小規模総合学科の特色ある教育活動に取り組み、二十七年度NPO法人日本持続発展教育推進フォーラムにおいて、ESD大賞高等学校賞を受賞した。
また、二十二年度からは道教委「高校生ステップアップ・プログラム」指定校として、カウンセリングスキルや調査等による生徒の実態の分析など教員の指導力向上を図り、生徒指導等に大きな成果を上げている。
▼個人
▽須藤智信(網走市立白鳥台小学校ボランティア))
十二年度の網走市立白鳥台小学校開校時から総合的な学習の時間において、郷土学習として「白鳥生き生き太鼓」および「白鳥獅子舞」を指導し、市内のお祭りなどでの発表を通して地域の活性化や子どもたちに誇りをもたせる教育に尽力してきた。
また、学校と地域の団体等と連携を図り、海浜清掃や地元・濤沸湖周辺自然観察学習などの体験活動に取り組むなど、地域の将来を担う人材を育成し、“自立した地域社会の基盤の構築を図る学校”を核とした地域づくりに向けた実践は高く評価されている。
【特別表彰】
▼団体
▽網走市立網走小学校ブラスバンド(上杉一弘教諭、部員数二六人)
同ブラスバンドは、二十三年度から道小学校バンドフェスティバルにおいて道内初となる五年連続金賞を受賞し、全国大会に出場を果たすとともに、出場した全国大会では金賞二回、銀賞三回を受賞している。
コンクール以外では、市内の夏祭りパレードや七福神祭りの演奏会など地域のイベントに参加するほか、病院内での慰問演奏やチャリティコンサートなど、管内の芸術文化の発展に多大な貢献をしてきている。
▽公益社団法人日本詩吟学院認可オホーツク岳風会所属網走支部(荒木哲夫支部長)
同部は、全国吟道大会合吟コンクールに過去三回出場しており、四回目となる本年度は二十一年度以来二度目となる全国優勝に輝いた。
また、毎年一般市民向けに無料公演を行うなど、普及活動を通して地域の文化活動の活性化に寄与するなど、生涯学習としての詩歌吟詠による芸術文化活動は生涯学習の範を示してきており、管内社会教育の発展に多大な貢献をしてきている。
▼個人
▽山田楓河(美幌町立東陽小学校五年)
二十六年に美幌陸上クラブに入団後、本年度は道小学生陸上競技大会五年男子百メートルにおいて優勝、また北海道代表として出場した全国小学校陸上競技交流大会五年男子百メートルにおいても優勝を果たした。
このことは、本人の努力のたまものであり、その活躍が同じ地域に住む青少年や所属クラブに通う選手たちに大きな夢と希望を与え管内のスポーツ振興に多大な貢献をしてきている。
(道・道教委 2016-03-15付)
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