【解説】インターンシップの実施状況(解説 2016-03-18付)
文部科学省は十五日、大学等における「インターンシップの二十六年度実施状況」の調査結果を公表した。全体の二割に当たる約五十八万人の大学生・大学院生がインターンシップに参加。七二・九%の大学がインターンシップを単位認定している。
調査はことし八~九月、大学七百六十六校(学部七百五十二校、大学院六百二十七校)、短期大学三百四十六校、高等専門学校五十七校を対象に実施。
学生のインターンシップ参加状況を把握・関与している大学は、九五・四%に当たる七百四十校。前年度に比べ十校、一・四ポイント増加。学部生・大学院生の二〇・七%に当たる五十八万三百六十五人が参加。
七二・九%に当たる五百六十六校がインターンシップを単位認定。前年度より二十四校、三・一ポイント増加した。国公私立別では、国立大学・大学院の実施率(八九・五%)が最も高かった。
単位認定されるインターシップに参加した学部生・大学院生は一九・二%に当たる五十三万八千三十四人で、うち、特定の資格取得に関係しないインターンシップに参加した学部生・大学院生は二・六%の七万二千五十三人。前年度に比べ四千三百六十二人、〇・二ポイント増加した。国公私立別では、公立大学・大学院の参加率(三八・〇%)が最も高い。
単位認定を行うインターンシップの状況をみると、実施学年は、「学部三年」「修士一年」「短大一年」「高専四年」、実施時期・期間は各学校種とも、「八月・九月(夏季休暇期間中)」・「二週間未満」が最も多かった。
調査結果を受け、文科省では、インターンシップの好事例や実施の際の留意点などを掲載した『インターンシップガイド(仮)』を作成する予定。
(解説 2016-03-18付)
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