「学びカフェ」推進第３回作業部会　２８年度の方向性確認　ナビゲーター活動活性化など

（道・道教委 2016-03-31付）

２８年度の方向性を協議

　道教委が設置する道地域の教育力向上推進委員会の家庭教育「学びカフェ」推進事業第三回作業部会（井上典子部会長）が二十五日、札幌市内かでる２・７で開かれた＝写真＝。二十七年度の取組報告に続き、二十八年度の方向性について協議。学びカフェの回数を増やすための「ナビゲーター活動活性化」など四つを重点に取り組んでいくことを確認した。

　「学びカフェ」推進事業は、各地域で養成した家庭教育ナビゲーターが保護者にとって参加しやすい学びの場を創出していく事業。

　この日は、「学びカフェ」の現地視察を報告。東神楽町総合福祉会館におけるパン教室講座の空き時間で行われた学びカフェ、大樹町立大樹小学校で実施したナビゲーター養成研修の様子を伝えた。

　次いで、二十七年度の全道における取組状況を示し、三十一市町村で二百五十一人のナビゲーターが八十九回の学びカフェを開いたことを説明した。

　『家庭教育ナビゲーターハンドブック』についても紹介。「コミュニケーションのポイント編」と「子育てに関する話題編」の二部構成で、話題編では生活習慣や電子メディアなど七つの分野で十七の話題を盛り込んだ。道内の市町村教委やナビゲーター一人ひとりに配布する。

　協議では、二十八年度中にハンドブックに加える保護者向けプログラムの作成、今後の学びカフェの方向性について話し合った。

　学びカフェは今後、①ナビゲーター指導者拡大②ナビゲーター養成促進③ナビゲーター活動活性化④ナビゲーターのスキルアップ・交流―の四つを重点に掲げる。学びカフェを日常的な活動にして回数を増やすとともに、ナビゲーター同士の情報交換も促進する。

(道・道教委 2016-03-31付)