関連事業を一目で確認　道教委が生涯学習カレンダー

（道・道教委 2016-03-31付）

みんなの生涯学習カレンダー２０１６

　道教委は、二十八年度の生涯学習推進関連事業が一目で分かる『みんなの生涯学習カレンダー２０１６』＝写真＝を作成した。

　生涯学習推進に関連する国や道の事業、生涯学習推進局所管分を中心とした道教委の事業、さらには、民間事業など、二十八年度実施予定の取組を網羅し、ポスター化したもの。

　作成に当たっては、道生涯学習審議会副会長を務める札幌市立大学デザイン学部の武田亘明准教授に協力を依頼。『生涯学習カレンダー』上部のデザインを武田ゼミが担当した。

　制作にかかわった同ゼミの齋藤瑞さんは、デザインのコンセプトについて、「生涯学習という言葉から、〝生活〟の雰囲気を感じ、〝洗濯〟という日々の一部を取り入れ、その言葉のイメージから、〝真っ白〟〝さわやか〟〝新たな気持ち〟など、日々を明るく過ごすためのプラスな雰囲気が表現できたらいいと考えた」と振り返る。

　カレンダー部分には、子どもの読書活動についての関心と理解を深め、積極的に読書活動を行う意欲を高める「子ども読書の日」（四月二十三日）や、ゲームなどから離れて「家族の団らん」「体験活動」「読書活動」などに親しむことを呼びかける「ノーゲームデー」（毎月第一・第三日曜日）のほか、「北海道〝体験の風をおこそう〟運動推進期間」（九～十一月）や「文化財保護強調週間」（十一月）などの推進月間・週間を盛り込んでいる。

　また、本年度から新たに、「道民カレッジ」推進月間（九月）などを加え、取組の一層の強化につなげていく。

　それぞれの取組のイメージキャラクターやロゴマークも掲載し、道民に各活動をアピール。現行の第三次道生涯学習推進基本構想で掲げた「北海道らしい生涯学習」の推進に向け、市町村や関係機関等の積極的な参画・協力への期待も込めて『生涯学習カレンダー』を作成した。

　成田直彦生涯学習推進局長は「道内の生涯学習や社会教育、文化・芸術の関係者などが、カレンダーに盛り込まれている各種取組への理解を一層深めるとともに、年度を通じた計画的な生涯学習推進の取組の展開や事業・団体間の連携、さらには、学校教育活動との連携を促進し、本道の生涯学習の一層の発展につなげてほしい」と期待している。

　『生涯学習カレンダー』は、各市町村や道立の社会教育関連施設、関係団体等に配布するほか、道教委のホームページにも掲載する予定となっている。

(道・道教委 2016-03-31付)