南富良野西小が待望の開校　児童１５人が新たな門出　教育目標―心豊かに響き合う子育成

（学校 2016-04-11付）

初のお披露目となる校歌を全員で斉唱

　【旭川発】南富良野町と南富良野町教委は六日、町立南富良野西小学校（北島信校長）の開校式を同校で挙行した。児童や保護者、地域住民など約六十人が出席。初めてのお披露目となる校歌を出席者全員で斉唱し、新たな門出を祝った＝写真＝。初代校長となる北島校長は、教育目標「未来を拓き、心豊かに響き合う西小っ子の育成」に向け、力を尽くしていく決意を示した。

　同校は、二十七年度をもって閉校した町立金山小学校と町立下金山小学校を統合し、本年度から開校。児童数は新入学生を含め、十五人となっている。

　新たな教育目標のもと、進んで学ぶ子（知）、笑顔あふれる子（徳）、元気に運動する子（体）の育成を目指していく。

　はじめに、河野髙好委員長が開校宣言したあと、池部彰町長が北島校長に校旗を授与。続いて、出席者全員で新たな校歌を斉唱し、同校の門出を祝った。

　つぎに、池部町長が式辞に立ち、「児童の皆さんは、新たな友達と一緒に楽しい学校生活を過ごし、未来に大きく羽ばたいてほしい」と期待。「先生の皆さんはチームワークを発揮して教育目標の達成に向け、力を尽くして」と求めた。

　続く来賓あいさつでは、上川教育局の小野寺一郎局長などが登壇。うち、小野寺局長は「二校が築いてきた伝統を継承し、地域の特色を生かした管内教育の範となるよう願っている.児童の皆さんは、楽しい毎日を通して輝かしい一ページをつくってもらえれば」と述べた。

　おわりに、北島校長があいさつ。児童に対し、「二つの学校のそれぞれの良さを出していくことで、本校の良き伝統となっていく。南富良野西小の子どもとして、誇りをもち、新たな学校生活を元気に送ってほしい」と呼びかけた。また、教育目標の達成に向け、力を尽くしていく姿勢を示し、「地域に開かれた学校として、教職員の和のある学校にしていきたい」と結んだ。

(学校 2016-04-11付)