安心して学べる学校に　道教委が生徒指導連絡協議会

（道・道教委 2016-05-02付）

説明や研究協議を行った

　道教委は四月二十六日、道庁赤れんが庁舎で二十八年度第一回全道生徒指導連絡協議会を開いた＝写真＝。開会あいさつに立った川端雄一学校教育局参事（生徒指導・学校安全）は「いじめの芽はどの児童生徒にも生じ得るという緊張感をもち、児童生徒が安心して学習その他の活動に取り組むことができる学校づくりを推進するよう学校へ指導願う」などと求めた。

　同連絡協議会には、各教育局の義務教育指導班・高校教育指導班、道立教育研究所、道立特別支援教育センター、札幌市教委・市町村教委の生徒指導担当指導主事約六十人が参加した。

　川端学校教育局参事（生徒指導・学校安全）が開会あいさつ。いじめ問題への対応について、「未然防止等に取り組むとともに、いじめがすべての児童生徒に関係する問題であることから、いじめの芽はどの児童生徒にも生じ得るという緊張感をもち、児童生徒が安心して学習その他の活動に取り組むことができる学校づくりを推進するよう、所管する学校へ指導願う」と求めた。

　不登校への対応については、「児童生徒の自己有用感を高める取組や、学ぶ楽しさを実感できる授業の実施、教育相談体制の充実のほか、個々の児童生徒に応じた組織的・計画的な支援の実施など、不登校の未然防止や早期発見・早期対応につながる適切な支援が行われるよう、所管する学校へ指導願う」と呼びかけた。

　このあと、担当職員が、①生徒指導推進上の重点課題②二十八年度生徒指導関連事業③少年非行の現状・警察との連携―について説明した。

　また、文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長の平居秀一氏がいじめ問題について行政説明。「いじめおよび不登校にかかわる課題の分析と具体的な対策」をテーマに研究協議も行った。

(道・道教委 2016-05-02付)