和寒町教委がフッ化物洗口開始 和寒小で週1回(市町村 2016-05-18付)
【旭川発】和寒町教委はきょう十八日から、町立和寒小学校でフッ化物洗口をスタートさせる。週一回水曜日の朝に、全校児童百五十五人のうち、希望する百四十四人を対象に行い、児童の虫歯予防に取り組んでいく。なお、中学校での実施について、町教委は「今のところ予定はない」と述べている。
道教委では、二十一年六月施行の「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」に基づき、学校でのフッ化物洗口導入を推進。各自治体で実施に向けての合意形成や、教職員や保護者に対して説明会を支援し、実施に向けて理解を促してきた。
そうした中、和寒町では、二十四年度に道教委のフッ化物洗口普及推進事業を受け、和寒小での導入に向けて検討を進めてきた。希望者の集計を行い、実施に向け準備してきたが、保護者や町議会のフッ化物洗口に対する不安感が拭えず、実施を見送った。
その後、道が二十九年度までに全市町村での実施を目標としていること、町内の保育所で年長児を対象にすでに実施していることなどから、二十七年の夏から町内に唯一の小学校である和寒小での導入を再検討。保護者に対する説明会を開き、協力と理解を呼びかけ、希望調査を進め、本年度の町議会第一回定例会で導入を決定した。
きょう十八日から、全校児童百五十五人のうち希望する百四十四人を対象に、週一回水曜日の午前八時十五~三十分の間に実施する。
町教委では、「保育所で行っているフッ化物洗口を小学校でも継続し、少しでも児童の虫歯をなくしていければ」と期待。なお、中学校での実施については、「今のところ予定はない」と回答している。
(市町村 2016-05-18付)
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