札幌らしい特色ある学校教育推進事業 研究実践校53校を指定 雪・環境・読書テーマに活動展開(市町村 2016-05-17付)
札幌市教委は二十八年度札幌らしい特色ある学校教育推進事業研究実践校を決定した。五十三校を研究実践校に指定。各校が雪・環境・読書のそれぞれのテーマに沿って、特色ある教育活動を推進していく。
札幌らしい特色ある学校教育推進事業では、札幌市教育推進の目標に基づき、自立した札幌人を育成するため、三つのテーマ「北国札幌らしさを学ぶ“雪”」「未来の札幌を見つめる“環境”」「生涯にわたる学びの基盤“読書”」を中心に据えている。
本年度は、「雪」に関する教育課程研究実践校は五校で、雪を題材とした学習活動の教科等における教育課程の位置付けについて研究する。
「環境」では、太陽光パネル活用等に関する学習活動研究実践校を三校指定。太陽光パネル活用等をテーマとし、教科等における学習活動や取組について研究する。地域・外部人材を活用した自然環境に関する学習活動研究実践校は六校で、専門的な知識や経験のある地域・外部人材等を活用し、自然環境をテーマに学習活動等を行う。
さっぽろっこ農業体験事業は三十校で行い、稲作や酪農など農業体験を通して、食の大切さへの理解を深める。
「読書」では、図書館モデル公開授業研究実践校を三校指定。中央図書館での調べ学習等を通して、子どもたちの地域図書館活用への関心を高め、学校と地域図書館の連携を一層図る。幼稚園・学校での図書館活用授業研究実践校は六校で、学校の図書館や園の図書コーナーを利用した授業や活動について研究する。
本年度の研究実践校はつぎのとおり。
▼雪
▽雪に関する教育課程研究実践校=和光小、屯田北小、真駒内公園小、発寒西小、米里中
▼環境
▽太陽光パネル活用等に関する学習活動研究実践校=百合が原小、平岸中、市立札幌大通高
▽地域・外部人材を活用した自然環境に関する学習活動研究実践校=三角山小、新川中央小、手稲北小、中島中、定山渓中、札幌藻岩高
▽さっぽろっこ農業体験事業研究実践校
・野菜、果樹等の収穫体験=日新小、資生館小、新琴似北小、豊平小、東山小、石山南小、旭小、南小、定山渓小、栄緑小、屯田西小
・酪農体験=和光小、新光小、大谷地小、米里小、山の手南小
・農業体験実施においてバスの手配およびバス代の措置=手稲鉄北小、前田中央小、美園小、あいの里東小、西岡北小、青葉小、山鼻南小、月寒小、幌北小、札苗北小、北白石小
・さとらんど子ども学習農園を活用した収穫・調理体験=月寒東小、山の手小、発寒東小
▼読書
▽図書館モデル公開授業研究実践校=上白石小、北の沢小、澄川南小
▽幼稚園・学校での図書館活用授業研究実践校=白楊幼、北野小、常盤小、福井野小、北白石中、札幌平岸高
(市町村 2016-05-17付)
その他の記事( 市町村)
算数にーごープロジェクト事業―札幌市教委 5・6年のカリキュラム作成 効果的な少人数指導を検討
札幌市教委は、本年度から実施している算数にーごープロジェクト事業について、少人数指導を効果的に進めるためのカリキュラムを小学校五・六年生それぞれ五つの単元で作成する。先日行われたカリキュラ...(2016-05-19) 全て読む
東神楽町が第2回総合教育会議 地域による防災教育検討へ 本年度の文科指定事業を確認
【旭川発】東神楽町は九日、町役場で第二回総合教育会議を開いた=写真=。山本進町長をはじめ、福島堅一委員長、水野和男教育長などの教育委員、首長部局関係者など八人が出席。本年度に事業指定・委託...(2016-05-18) 全て読む
和寒町教委がフッ化物洗口開始 和寒小で週1回
【旭川発】和寒町教委はきょう十八日から、町立和寒小学校でフッ化物洗口をスタートさせる。週一回水曜日の朝に、全校児童百五十五人のうち、希望する百四十四人を対象に行い、児童の虫歯予防に取り組ん...(2016-05-18) 全て読む
上川町教委の教育行政執行方針―中野教育長説明 中学校にタブレット導入 放課後子ども教室や通学合宿も
【旭川発】上川町教委の中野俊和教育長=写真=は、十二日開会の町議会第二回定例会で二十八年度教育行政執行方針を説明した。道教委の事業において教員加配を依頼するほか、町独自の臨時教員を配置し、...(2016-05-18) 全て読む
地域学校協働本部スタート 国の動向見据え、制度化前に移行 東神楽町教委が5月1日付で
【旭川発】東神楽町教委は一日付で、従来の学校支援地域本部等の子ども支援活動を集約した「地域学校協働本部」体制をスタートさせた。中央教育審議会が昨年末に示した答申で、各団体が進める子ども支援...(2016-05-17) 全て読む
札幌市教委28年度学校の夢づくり支援事業 三角山小など16校で展開 冬期間の体力向上、読書活動充実など
札幌市教委は、二十八年度学校の夢づくり支援事業の予算配分校を決定した。十六校が冬期間の体力向上や読書活動の充実など特色ある取組を展開していく。 同事業は札幌らしい特色ある学校教育「雪・...(2016-05-16) 全て読む
校内支援体制の充実図る 札幌市教委が特別支援教育コーディネーター連絡会議
札幌市教委は十一日、市内のちえりあで二十八年度特別支援教育コーディネーター連絡会議を開催した=写真=。各学校や幼稚園、認定こども園の特別支援教育コーディネーターなどが参加。特別支援教育の動...(2016-05-13) 全て読む
札幌市10年研「共通研修」第1日 理想の教師目指し研鑚 檜田教職員担当部長が講話
札幌市教委は四月下旬、札幌市内のちえりあで二十八年度札幌市十年経験者研修「共通研修」第一日を開催した。幼・小・中・高校・特別支援学校の教員など約二百六十人を対象に実施。檜田英樹教職員担当部...(2016-05-13) 全て読む
弟子屈町教委の教育行政執行方針―小林教育長説明 開かれた学校づくり推進 玉川大との協力体制検討
【釧路発】弟子屈町教委の小林俊夫教育長=写真=は、町議会定例会で二十八年度教育行政執行方針を説明した。開かれた学校づくりの推進に向けては、積極的な情報発信に努めるとともに、学校評価を通じて...(2016-05-13) 全て読む
文科省CS導入促進事業活用し東川町 10月ころの開始目指す 東川小、東川中で先行実施
【旭川発】東川町は、十月ころを目途に町立東川小学校と町立東川中学校で文部科学省のコミュニティ・スクール(CS)制度の導入を目指している。文部科学省のCS導入促進事業を活用。町の学社連携推進...(2016-05-11) 全て読む