石狩市内小学生が石狩湾新港見学　港の役割、大切なんだね　小樽開発建設部「みなと見学会」に４００人

（学校 2016-06-23付）

港内をクルージングしながら港の施設を見学した

　【小樽発】石狩市内の小学校九校に通う小学三～五年生が十四～十六日の三日間、石狩湾新港で行われた北海道開発局小樽開発建設部主催の「みなと見学会」に参加した＝写真＝。児童たちは港湾業務艇「ひまわり」に乗船。港内をクルージングしながら、普段見ることのない港の施設を見学した。

　みなと見学会は、地元小学生を招いて港の建設方法や役割について知ってもらおうと、毎年同部が開催。各学校は、社会科の授業の一環としてこの講座に参加している。

　ことしは、生振小学校、紅南小学校、花川南小学校、聚富小学校、花川小学校、八幡小学校、双葉小学校、石狩小学校、緑苑台小学校の計九校から約四百人が参加した。

　児童たちは、職員から船に乗船する際の注意事項などの説明を受けたあと、同部所有の港湾業務艇「ひまわり」に乗船。ふ頭から沿岸の防波堤まで港内を一周し、船上から防波堤などの港内施設を見て回りながら港について学習した。

　このほか、港湾用地に設営した仮設テントで、港湾の種類、石狩湾新港の歴史などについて、パネルを用いて説明。児童たちは熱心に職員の説明を聞いていた。

　参加した児童は、「鉄くずの山があることにびっくりした」「外国とものが行き来していることを知らなかった」など、教科書の写真から受ける印象との違いに驚いていた。

　同行した生振小学校の教諭は、「実際に石狩市に住んでいる児童たちが、地元にある港にどのような役割があるのか、詳しい説明を受けて学ぶことができた」と話していた。

(学校 2016-06-23付)