函館市亀尾小中で理セン移動理科教室　科学とのふれあい大切に　液体窒素実験や３Ｄシアター鑑賞など

（道・道教委 2016-06-30付）

「夢ラボわいくわくじっけん号」を活用するなどして、普段体験できない実験等に臨んだ

　【函館発】道立教育研究所附属理科センターが主催する移動理科教室が二十二日、函館市立亀尾小中学校で行われた。児童生徒二十人は、液体窒素を使用したサイエンスショーや3Dシアター鑑賞など、普段体験できない授業に笑顔で取り組んでいた＝写真＝。

　移動理科教室は、全道の小・中学校などを訪問し、科学設備展示自動車「夢ラボわくわくじっけん号」を活用した観察・実験等を行うことで、自然科学への関心を一層深め、科学的な能力や態度の育成を図ることが目的。

　当日は、同センターの職員がサイエンスカーとともに来校。児童たちは、サイエンスカーの車内でマイクロスコープで自分の体を観察したり、液体窒素と磁石を使用した実験を見学したりして、「すごーい」「楽しい」などと歓声を上げながら実験に取り組んだ。

　また、屋外では太陽電池を使用して動くハイブリットカー「クワガタ号」の試乗体験も実施。子どもたちは運転に苦戦しながらも笑顔で試乗を楽しんだ。

　体育館では、津波や地震の発生要因について説明する3D防災シアターのほか、佐藤大研究指導主事が液体窒素を使用したサイエンスショー「冷たくすると～液体窒素によるマイナス百九十六度の世界」を行った。

　小林徹也校長は「科学とふれあう機会を大事にしてほしい」と話していた。

(道・道教委 2016-06-30付)