上川局が第１回社教班会議を実施　資質能力の向上目指し　各施設・市町村の課題を交流

（道・道教委 2016-06-30付）

年間４回の開催を計画

　【旭川発】上川教育局は二十二日、上川合同庁舎で二十八年度第一回社会教育指導班会議を開いた。同班と国立大雪青少年交流の家から五人が出席。佐藤潤一教育支援課長による講話をはじめ、社会教育推進上の課題の交流を通し、社会教育主事としての資質能力の向上を図った。

　会議は、社会教育推進上の今日的課題や実践、実務についての研究、協議、演習を通して、社会教育主事としての資質の向上を図る。その上で、管内および本道の社会教育の振興・充実につなげるねらいがある。

　はじめに、「社会教育主事に期待すること」と題し、佐藤教育支援課長が講話。コミュニティ・スクールや教育課程を中心としたこれからの教育の流れを解説し、「これまで以上に社会教育が必要な時代に突入している。今こそ、学校教育と社会教育の垣根を取り払い、社会全体で子どもたちを育む環境整備と社会教育主事一人ひとりの学びが必要となる」と語った。

　つぎに、東神楽町教育委員会派遣社会教育主事、教育局社会教育指導班、国立大雪青少年交流の家職員という、多岐にわたる参加者同士で各施設・市町村の現状を交流し、共通する課題を探った。

　その後、社会教育指導班が国・道・管内の社会教育行政および、本年度策定した「上川ガイドライン」について説明。学校・家庭・地域との連携をより強化していく必要性を確認した。

　なお、本年度の社会教育指導班会議は、年間四回の開催を計画。次回は八月下旬に国立大雪青少年交流の家を会場にして実施する予定となっている。

(道・道教委 2016-06-30付)