道教委が熊本県の小学校へ派遣―安平町追分小・髙石教諭 子どもの心に寄り添って(道・道教委 2016-06-28付)
熊本県への出発を前に、柴田教育長などに意気込みを語る髙石教諭(写真右から2人目)
地震被害に見舞われた熊本県の子どもたちを支援しようと、道教委は安平町立追分小学校の髙石大輔教諭を現地の小学校へ派遣する。二十三日、出発を控えた髙石教諭が道教委を訪れ、柴田達夫教育長を前に、「子どもの心に寄り添って、力を尽くしたい」と決意表明した=写真=。
熊本県からの派遣要請を受けて道教委が希望者を募ったところ、髙石教諭が応募し、今回の派遣となった。
髙石教諭は熊本県玉名郡長洲町出身。地震発生後、報道を通して、見慣れた風景が大きく変わったり、避難所での子どもたちの姿を見たりして、「何かできないかと思っていた」という。追分小では担任をもっているが、子どもたちからの応援を受けて出発する。
安平町の豊島滋教育長、追分小の松井操人校長とともに道教委を訪れた髙石教諭は、柴田教育長に対し、「今回の派遣は多くの方々の理解、協力があってできること。そのことを心に刻み、子どもの心に寄り添いながら、ふるさと熊本のために力を尽くしたい。追分小に戻ってからも、子どもたちに自分なりに感じたこと、学んだことを伝え、教育の充実に努めたい」と決意表明した。
柴田教育長は「ふるさとのため、子どもたちのために応援してあげてほしい」と激励した。
髙石教諭は今月三十日に出発し、七月一日から来年三月末まで、熊本県山都町潤徳小学校に派遣。同校の教員とのチーム・ティーチングを行う。
(道・道教委 2016-06-28付)
その他の記事( 道・道教委)
上川局が第1回社教班会議を実施 資質能力の向上目指し 各施設・市町村の課題を交流
【旭川発】上川教育局は二十二日、上川合同庁舎で二十八年度第一回社会教育指導班会議を開いた。同班と国立大雪青少年交流の家から五人が出席。佐藤潤一教育支援課長による講話をはじめ、社会教育推進上...(2016-06-30) 全て読む
道東部の竪穴住居群調査懇談会―道教委 適切な保存・活用へ議論
道教委は二十二日、道庁別館で二十八年度第一回北海道東部の竪穴住居群調査懇談会を開催した=写真=。有識者三人が出席し、適切な保存・活用に向け意見を交換した。 同懇談会は、道内を代表する埋...(2016-06-30) 全て読む
道教委が教育局長等対象に緊急会議 飲酒運転根絶、強く要請 規範意識もつ取組の徹底を
道教委は二十七日、飲酒運転の根絶に向け、教育局長や所管機関の長を対象とした緊急のテレビ会議を開いた。道教委職員、学校の全教職員が率先して交通法規を順守し、「飲酒運転をしない、させない、許さ...(2016-06-29) 全て読む
道研が学校経営・運営研修講座 力量向上へ研鑚深める 学校改善に向けた実践例など
道立教育研究所は六月上旬の三日間、同所で二十八年度「学校経営・運営研修講座」を開催した。道内各地から小・中・高校、特別支援学校の教頭三十九人が参加。講義、演習などを通して、学校経営・運営の...(2016-06-29) 全て読む
全道代表高校長研で所管事項説明―道教委(下) 時間外勤務縮減へ工夫を 防犯教室等の確実な実施要請
◆学校教育局参事(生徒指導・学校安全) 【生徒指導】 ▼二十七年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ことし五月、調査依頼を発出済み。調査結果は十月を目途に公表予定。...(2016-06-28) 全て読む
留萌局が生徒指導研究協議会開く 子のサイン、見逃さずに 北翔大・山谷副学長の講演など
【留萌発】留萌教育局は十六日から二日間、留萌合同庁舎で生徒指導研究協議会を開催した。生徒指導上の諸問題に関する研究協議を実施したほか、北翔大学副学長の山谷敬三郎氏が「児童生徒の出すサインを...(2016-06-28) 全て読む
宗谷局が地域未来づくり会議開く 効率的な連携体制構築へ キャリア教育の在り方議論
【稚内発】宗谷教育局は六月上旬、利尻高校で二十八年度第一回地域未来づくり会議を開催した=写真=。道教委の小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業の一環。研究指定校の利尻高をはじめ、利尻町立沓...(2016-06-28) 全て読む
全道代表高校長研で所管事項説明―道教委(中) 合理的配慮へ一層理解を 学校体育活動における事故防止要請
◆高校教育課 【高校における特別支援教育】 ▼教育上特別な支援を必要としている生徒が在籍する高校への特別支援教育スーパーバイザー等の派遣 ことし二月および六月に実施した、教育上特別な...(2016-06-27) 全て読む
道高校学力向上実践事業指定校―道教委 推進校・協力校延べ75校 3モデルで教材作成など
道教委は、二十八年度からスタートした道高校学力向上実践事業の推進校・協力校を指定した。コアアビリティモデル、ベーシックモデル、アドバンストモデルを合わせ、推進校は野幌高校など延べ十六校、協...(2016-06-27) 全て読む
いじめ問題等対策連絡協議会開く―渡島局 未然防止へ意識強めて 基本方針確認や事例発表など
【函館発】渡島教育局は二十二日、渡島合同庁舎で第一回渡島地域いじめ問題等対策連絡協議会を開催した=写真=。管内の教育関係者二十五人が参加。道教委が推進しているいじめ防止基本方針についての説...(2016-06-27) 全て読む