地域の教育支援活動推進研道央会場―道教委・道　演習などで資質向上図る

（道・道教委 2016-07-08付）

全道４会場のトップを切った道央会場、１０３人が参加した

　道教委と道は五日、道庁赤れんが庁舎などで二十八年度第一回道地域の教育支援活動推進研修会道央会場を開いた＝写真＝。全道四会場のトップを切っての開催で、説明や講義・演習、選択研修などを通して、地域の教育支援活動を進める人材の資質向上を図った。

　同研修会は、学校支援地域本部や放課後子ども総合プラン、家庭教育支援、土曜日の教育支援活動の各事業で活動している人、教職員、ＰＴＡ、ボランティア活動に取り組む人、道家庭教育サポート企業の従業員やその家族などを対象に開催。

　専門的な演習や講義によって、地域の教育支援活動を推進する人材の資質向上を図るとともに、他市町村との情報交流を通して、地域の教育支援活動等の一層の充実を図る。

　年二回、全道四会場で開いており、そのトップとなった道央会場には、百三人が参加した。石狩教育局・石狩振興局保健環境部主管。

　石狩教育局の新山知邦教育支援課長が開会あいさつ。「地域の教育支援活動を有効に連携させ、地域としてのねらいをもって子どもを育てる〝地域学校協働活動〟など、学校と地域がこれまで以上に連携・協働しながら、子どもたちの成長を支える活動を推進することが重要」などと述べた。

　また、「学校と地域をつなぐ活動について理解・協力をいただき、それぞれの活動が、地域の未来を担う子どもたちにとって、たくましく生き抜く力となるよう取組の充実を」と呼びかけた。

　そのあと、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター専門調査員の尾山清瀧氏が「地域学校協働活動」について説明したほか、道総務部危機対策局危機対策課防災グループ主査（防災教育）の國田博之氏が講師を務め、「災害から子どもの命を守る～行動と準備」をテーマに講義・演習を行った。

　選択研修「資質向上のためのスキルアップ」では、Ａ演習「自然体験・外遊びを促すプログラム」、Ｂ演習「保護者とのかかわり方を学ぶ参加者交流プログラム」を実施。

　また、情報交流やコーディネーター研修も行った。

　道央会場に続き、六日は旭川市内で道北会場を開催。このあと、十二日に函館市内で道南会場、十三日に帯広市内で道東会場を開く。

(道・道教委 2016-07-08付)