【解説】「数学甲子園2016」
(解説 2016-07-12付)

 日本数学検定協会(東京)主催の「数学甲子園2016」に、全国四十三都道府県から過去最多の二百四十一校四百九十六チーム、二千七十六人が出場を表明したことが分かった。本選は九月十八日に開催される。

 「数学甲子園(全国数学選手権大会)」は、全国の中学校・高校・中高一貫教育校・高等専門学校の数学日本一を、三~五人のチーム対抗戦によって決定する大会で、二〇〇八年に第一回大会を開催。

 ことしは八月五日の大阪会場を皮切りに、八月十日まで十三都道府県で予選を開催。道予選は八月七日、札幌市教育文化会館で行われる。予選では、「実用数学技能検定」の準二級から二級(高校一~二年生)程度の問題二十問(制限時間六十分)に、各チームの選手全員が挑戦。予選を勝ち抜いた三十六チームが東京で行われる九月十八日の本選へ進む。

 大会出場校・チームは右肩上がりに増え続け、今大会への出場校数は二百四十一校(四百九十六チーム)と、前大会に比べ二割以上も増え、出場選手数も二千七十六人と初めて二千人を超えるなど、いずれも過去最多となった。

 今大会から本選の競技内容を一部変更。前大会までは決勝に勝ち進んだ六チームのみが参加できた問題作成の競技(与えられたテーマに沿った問題を作成するもの)を、今大会から本選に出場する全三十六チームが参加する形式とした。これによって、全チームの「数学力」はもちろん、問題の「創作力」や「チームワーク力」が総合的に評価されるため、例年よりもハイレベルな競技が繰り広げられることが予想される。

 同協会は「理数教育の充実が指摘される中、中学・高校・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会は必見」とコメントしている。

(解説 2016-07-12付)

その他の記事( 解説)

【解説】学校給食の栄養管理調査

 道教委は、「学校給食の栄養管理に関する調査」結果をまとめた。  同調査は、各市町村立小・中学校(札幌市を除く)から抽出した小学校百二十五校、中学校三十一校、栄養教諭を配置する道立特別支援...

(2016-07-20)  全て読む

【解説】道内人口18年連続減少

 総務省がまとめた住民基本台帳に基づくことし一月一日時点の人口動態調査によると、北海道の日本人の人口は、前年比三万二千五百四十五人減の五百三十七万六千二百十一人で、十八年連続で減少した。 ...

(2016-07-19)  全て読む

【解説】27年国民生活基礎調査

 生活が「苦しい」と感じている世帯の割合が六〇・三%にのぼることが、厚生労働省の二十七年「国民生活基礎調査」で分かった。過去最悪だった前年に比べ二・一ポイント減少したが、依然として六割を超え...

(2016-07-15)  全て読む

【解説】お金に関する子どもの意識

 金融広報中央委員会(東京)が行った「第三回子どものくらしとお金に関する調査」で、お金についての意識を聞いたところ、「お金が一番大切」と考えている子どもは、小学生高学年一三・三%、中学生二八...

(2016-07-14)  全て読む

【解説】初の「飲酒運転根絶の日」

 きょう十三日、「道飲酒運転の根絶に関する条例」制定後、初めての「飲酒運転根絶の日」を迎える。  同条例は、道民一人ひとりが「飲酒運転をしない、させない、許さない」という規範意識をもち、社...

(2016-07-13)  全て読む

【解説】ICT活用アドバイザーを派遣

 文部科学省は、「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」の一環として、本年度、「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」を実施する。各自治体が抱えている教育の情報化に関する課題の解決に向けて、...

(2016-07-11)  全て読む

【解説】「「読めるけど書けない」―漢検

 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が過去の「漢検」の正答率を設問項目ごとに調査した結果、「読み」に対して「書き取り」の正答率が約二〇ポイント低く、「読めるけど、書けない」状況にあることが...

(2016-07-08)  全て読む

【解説】情報セキュリティ対策徹底へ文科省

 佐賀県の教育情報システムが不正侵入され、生徒の成績や個人情報が大量に流出した事件で文部科学省は四日、全国の都道府県教育委員会などに向けて情報システムのセキュリティ対策を徹底するよう、通知を...

(2016-07-07)  全て読む

【解説】子どもの水難事故179件

 昨年一年間に発生した、中学生以下の子どもの水難事故は百七十九件と、件数自体は前年を十三件上回ったが、死者・行方不明者は五十三人で二人減少したことが警察庁のまとめで分かった。発生場所は、河川...

(2016-07-06)  全て読む

【解説】子どもに対する前兆事案―5月末

 道警本部少年課がまとめた「子どもに対する前兆事案の届出受理状況」によると、五月末で前年同期より百七件少ない三百四十一件を受理した。  前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする性犯罪...

(2016-07-05)  全て読む