【解説】27年国民生活基礎調査
(解説 2016-07-15付)

 生活が「苦しい」と感じている世帯の割合が六〇・三%にのぼることが、厚生労働省の二十七年「国民生活基礎調査」で分かった。過去最悪だった前年に比べ二・一ポイント減少したが、依然として六割を超える高水準にある。

 調査は、全国の世帯を対象に二十七年六、七月に実施。全体では四万六千六百三十四世帯、所得などについては六千七百六世帯から有効回答を得た。

 調査によると、六十五歳以上の高齢者世帯は、前年に比べ五十万世帯増の一千二百七十一万四千世帯にのぼった。全世帯に占める割合は二五・二%で、過去最高を記録した。

 一方、十八歳未満の子どものいる世帯は一千百八十一万七千世帯で、四十万六千世帯増と、二年ぶりに増加に転じたものの、依然、高齢者世帯が子育て世帯を上回る状況が続いている。

子どもがいて仕事をしている母親の割合は六八・一%と、過去最高となった。

 一世帯当たりの平均所得は前年比一万三千円増の五百四十一万九千円と、三年ぶりに増加した。児童のいる世帯は七百十二万九千円で、十六万六千円増加したが、高齢者世帯は三万二千円減の二百九十七万三千円と、六年ぶりに三百万円台を割り込んだ。

 また、「二百~三百万円未満」が一四・〇%、「百~二百万円未満」が一三・六%を占め、平均所得金額以下の割合は六一・二%となっている。

 世帯主の年齢階級別にみると、「五十~五十九歳」が七百六十八万一千円なのに対し、「二十九歳以下」は半分にも満たない三百十五万三千円だった。

 生活意識に関し、「大変苦しい」と答えた世帯の割合は二七・四%、「やや苦しい」三二・九%を合わせた「苦しい」は六〇・三%、児童のいる世帯では六三・六%にのぼっている。

(解説 2016-07-15付)

その他の記事( 解説)

【解説】高校生バイトの労働条件確保要請

 厚生労働省は、文部科学省と連携して、業界団体に対し、高校生や高等専修学校生のアルバイトの労働条件の確保について要請。労働基準関係法令順守のほか、シフトの設定などの課題解決に向けた自主的な点...

(2016-07-25)  全て読む

【解説】27年度『文部科学白書』概要公表

 文部科学省は、二十七年度『文部科学白書』の概要を公表した。教育再生を着実に実現していくため、現在進められている様々な取組について記述している。  文科省では、教育、科学技術・学術、スポー...

(2016-07-22)  全て読む

【解説】がん患者、ことし初の100万人超

 一年間に新たにがんと診断される患者が、ことし初めて百万人を超えるという予測を、国立がん研究センターが発表した。高齢者人口の増加による影響が大きく、死亡数は過去最高となる三十七万四千人と予測...

(2016-07-21)  全て読む

【解説】学校給食の栄養管理調査

 道教委は、「学校給食の栄養管理に関する調査」結果をまとめた。  同調査は、各市町村立小・中学校(札幌市を除く)から抽出した小学校百二十五校、中学校三十一校、栄養教諭を配置する道立特別支援...

(2016-07-20)  全て読む

【解説】道内人口18年連続減少

 総務省がまとめた住民基本台帳に基づくことし一月一日時点の人口動態調査によると、北海道の日本人の人口は、前年比三万二千五百四十五人減の五百三十七万六千二百十一人で、十八年連続で減少した。 ...

(2016-07-19)  全て読む

【解説】お金に関する子どもの意識

 金融広報中央委員会(東京)が行った「第三回子どものくらしとお金に関する調査」で、お金についての意識を聞いたところ、「お金が一番大切」と考えている子どもは、小学生高学年一三・三%、中学生二八...

(2016-07-14)  全て読む

【解説】初の「飲酒運転根絶の日」

 きょう十三日、「道飲酒運転の根絶に関する条例」制定後、初めての「飲酒運転根絶の日」を迎える。  同条例は、道民一人ひとりが「飲酒運転をしない、させない、許さない」という規範意識をもち、社...

(2016-07-13)  全て読む

【解説】「数学甲子園2016」

 日本数学検定協会(東京)主催の「数学甲子園2016」に、全国四十三都道府県から過去最多の二百四十一校四百九十六チーム、二千七十六人が出場を表明したことが分かった。本選は九月十八日に開催され...

(2016-07-12)  全て読む

【解説】ICT活用アドバイザーを派遣

 文部科学省は、「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」の一環として、本年度、「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」を実施する。各自治体が抱えている教育の情報化に関する課題の解決に向けて、...

(2016-07-11)  全て読む

【解説】「「読めるけど書けない」―漢検

 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が過去の「漢検」の正答率を設問項目ごとに調査した結果、「読み」に対して「書き取り」の正答率が約二〇ポイント低く、「読めるけど、書けない」状況にあることが...

(2016-07-08)  全て読む