石狩局がいじめ問題等対策連絡協議会 トラブルの未然防止へ 組織的・一体的な取組充実確認(道・道教委 2016-07-28付)
28人が出席した
石狩教育局は七月上旬、札幌市内の道第二水産ビルで第一回管内地域いじめ問題等対策連絡協議会を開催した=写真=。委員二十八人が出席。生徒指導における組織的な取組や、学校・家庭・地域・関係機関が一体となった取組などの充実に向けて意見交換した。
同協議会は、地域におけるいじめ・不登校などの生徒指導上の諸問題について、子どもの現状を把握し、学校や関係機関などの取組に生かすことを目的に、「Heart to Heart(心と心のつながり)プロジェクト」を策定。本年度のプロジェクト案の重点として、①生徒指導における組織的な取組の充実②学校・家庭・地域・関係機関が一体となった取組の充実③情報リテラシーを身に付けさせる取組の充実―を盛り込んでいる。
冒頭、馬橋功局長があいさつ。昨年十二月に示された中央教育審議会答申にふれ、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家と連携した「チーム学校」の取組や、学校と地域がパートナーとして相互に連携・協働していくことの重要性を訴えた。
その上で、管内においては、「より一層、各市町村教委や学校および関係機関の連携・協力のもと、いじめ、不登校、ネットトラブルの問題の未然防止に取り組んでいきたい」と述べた。
続いて、社会教育指導班の石田貴宏主査が同協議会について説明したあと、義務教育指導班の原健一指導主事が「本年度の重点にかかわる局の取組および道教委の取組」について説明した。
本年度の重点を踏まえ、学校独自の未然防止プログラムの作成に向けたモデルプログラムの活用、いじめの早期発見、現状を把握するためのアンケート調査の実施、児童生徒のコミュニケーションスキルの状況を発達段階に応じて測定できる子ども支援ツール『ほっと』の活用などに取り組むことを説明した。
このあと、参加者は、各関係機関におけるいじめ、不登校、ネットトラブルの未然防止について協議した。
(道・道教委 2016-07-28付)
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