南富良野町教委がCSを導入 下旬に南富良野西小で 残る小・中2校でも実施検討
(学校 2016-08-05付)

 【旭川発】南富良野町教委は、早ければ下旬から町立南富良野西小学校(北島信校長)でコミュニティ・スクール(CS)を導入する。同校での成果と課題を踏まえ、残る南富良野小学校と南富良野中学校でも導入を検討。地域との結びつきを強めた学校づくりを進めていく。

 文部科学省が進める学校運営協議会制度は、教職員や保護者、地域住民等で構成された協議会を設置。学校運営基本方針の承認や教職員の任用に関する意見具申などの権限がある。学校と地域がお互いの考えを伝え合うことで、地域ぐるみで学校運営の改善・充実につなげるねらいがある。

 同校は、二十七年度をもって閉校した旧金山小と旧下金山小が統合し、ことし四月に開校。両校が地域に密着した教育活動を展開してきたことから、町教委では昨年十二月ごろから新設校へのCS導入を検討し準備を進めてきた。

 早ければ下旬に予定している教育委員会議で、導入を決定。その後、学校運営協議会を設置して本格的にCSの取組を進めていく。同校での取組の成果と課題を踏まえ、残る南富良野小、南富良野中でも導入を目指す方針だ。また、次年度については文科省の導入促進事業等の活用も視野に入れている。

 町教委では、「コミュニティ・スクールによって、引き続き地域とのかかわりを強め、子どもたちのためにより良い学校づくりを進めていければ」と述べている。

(学校 2016-08-05付)

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