弟子屈小2年生がヤマメの稚魚放流 大きくなって帰ってきて 建設業者協力のもと1500匹(学校 2016-08-02付)
「元気でね」などと声を掛けながら、放流した
【釧路発】弟子屈町立弟子屈小学校(佐野哲哉校長)の二年生は七月二十二日、弟子屈町内の釧路川左岸において、釧根地域の建設会社二十七社からなる釧路・リバー・プロテクション・21の会(上田光夫会長)の協力で、ヤマメの稚魚放流を行った=写真=。一千五百匹の稚魚を放ち、無事に成長して戻ってくることを願っていた。
はじめに、上田会長が道内の河川からヤマメが減っていることを説明し、十一年前から稚魚の放流に取り組んでいることを紹介。「どの川でもヤマメが見られるよう、自然環境を回復したい」と述べた。
道開発局釧路開発建設部釧路河川事務所の石谷隆始所長、弟子屈町の吉備津民夫副町長が来賓あいさつ。うち、石谷所長は、降雨時や河川増水時等には川に近づかないこと、天気の良い日には大人の人と一緒に川で遊ぶことなど、川に親しみをもってもらうよう呼びかけた。
このあと、児童五十二人は交代で川に入り、ヤマメの稚魚一千五百匹を優しく放流。「バイバイ」「元気でね」と声をかけながら、稚魚が泳ぐ姿を見つめていた。
また、弟子屈建設業協会がニジマスを泳がせたプールを設置。児童は体長三十㌢㍍ほどのニジマスに触り、「ぬるぬるしている」「急に動いて驚いた」などと歓声を上げていた。
担当の中村富美男教諭は「自然豊かな地域に住んでいても、地域の川にどのような魚が生息しているかを知らない子もいる。実際に魚に触れることができる貴重な機会となった」と謝辞を述べるとともに、「命の大切さを感じるとともに、地域の川を大切にする心を養ってほしい」と期待していた。
なお、当日は稚魚放流に先立ち、上田会長などが同校を訪問し、図書カード二万円分を贈呈。日ごろの河川愛護活動への協力に感謝を表した。
(学校 2016-08-02付)
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