【解説】シートベルト着用の徹底(解説 2016-08-09付)
道警本部では、シートベルト・チャイルドシート着用の徹底を強く呼びかけている。
平成二十年六月一日、改正道路交通法が施行。後部座席についてもシートベルト着用が義務化され、すべての座席でシートベルトの着用が義務付けられた。
昨年一年間、道内で自動車乗車中に交通事故で亡くなった九十三人のうち、シートベルトを締めていなかった人は三十六人(三八・七%)だった。このうち、七五・〇%に当たる二十七人は、シートベルトを締めていれば命が助かっていた可能性があったという。
昨年十月、道警がJAFと合同でシートベルトの着用状況を調査したところ、一般道では運転席が前年比〇・一ポイント増の九七・九%で、全国平均の九八・四%を下回り、全国四十七都道府県中、三十八位だった。
また、後部座席は全国平均三五・一%を上回る四四・三%で、前年に比べ三・〇ポイント増加し、四十七都道府県中五位。
高速道での着用率は、運転席が前年と同じ九九・八%(全国平均九九・四%)、後部座席が前年比〇・六ポイント減の八六・三%(同七一・三%)と、四十七都道府県中、それぞれ十三位、四位という結果となった。
一方、チャイルドシートについては、昨年五月、JAFと合同調査を実施。本道は前年比二・五ポイント増の六六・三%で、全国平均六二・七%を上回り、全国十八位だった。
体重五㌔㌘の子どもを抱っこしていた場合、時速約四十㌔㍍の速度で衝突の瞬間には、体重の約三十倍の百五十㌔㌘の衝撃が腕にかかることになり、腕で支えることは不可能である。
道警では、シートベルトの全席での着用とチャイルドシート着用の徹底を呼びかけている。
(解説 2016-08-09付)
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