【解説】「教育の情報化加速化プラン」策定
(解説 2016-08-05付)

 文部科学省は、「教育の情報化加速化プラン」を策定した。ICTを効果的に活用した新たな「学び」やそれを実現していくための「学びの場」の形成を目指す。

 加速化プランは、二十八年度から三十二年度までの概ね五年間を対象に、今後の教育の情報化への対応方策を示したもの。

 具体的な施策として六つの取組を示した。一つは、「二〇二〇年代の“次世代の学校・地域”におけるICT活用のビジョン等の提示」。中で、「教育ICT教材整備指針(仮称)」を策定し、国としての学校におけるICT環境の整備の考え方を明示する。

 授業などでの効果的なICTの活用事例を二十八年度から順次提供していくほか、地方公共団体がICT機器をより低廉な価格で調達できるよう、ICT機器等の標準仕様(ガイドライン)を策定する。

 校務面からの施策では、教育委員会・学校における情報セキュリティ対策について助言などを行う「教育情報セキュリティ対策推進チーム(仮称)」を、今月中にも省内に立ち上げる。

 また、情報セキュリティ対策を講じることを大前提に、授業・学習面と校務面の両面での総合的なシステムを導入し、データを活用する「スマートスクール(仮称)」構想にかかる実証研究の実施を検討する。

 教員の指導力の向上や地方公共団体・学校における推進体制では、教育の情報化を進める教員の職務内容や位置付けを、「教育情報化主任(仮称)」といった形で法令上明確化していくことを検討する。

 さらに、ICTによる学校・地域の連携では、「ICT教育全国首長サミット」の開催を支援するほか、総務省と連携して無線LAN環境を整備するなど、地域の防災拠点としての学校の機能強化を図る。

(解説 2016-08-05付)

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