【解説】飲酒運転根絶に向けて
(解説 2016-08-18付)

 道教委は、医学的な観点等に基づいた「飲酒と健康に関する研修」の研修資料などを作成し、ホームページ上で公開している。

 研修資料では、「飲酒後八時間経過したので問題ない」との主張に対し、体重六十㌔㌘の成人男性がアルコール一単位(ビール中ビン一本、日本酒一合)を飲んでアルコールが体内から消えるまで三~四時間、二単位では六~七時間かかるなどと具体的に説明。アルコールの代謝には個人差があることから、八時間経過しても、アルコールが抜けているとは言えないと指摘している。

 「酒に強いから、少量なら問題ない」との主張に対しては、事故のリスクが、酒の強さではなく、アルコール濃度にあると説明。ビール三百五十㍉㍑缶一本未満を飲むと血中のアルコール濃度が〇・〇一%未満となり、集中力が下がる、一本程度で〇・〇二%となり、多方面へ注意力が向かなくなったり反応時間が遅れたりするなどと、アルコールが運転技能に及ぼす影響を挙げている。

 「飲酒後眠ったから問題ない」という考えに対しては、眠ることでアルコールの分解速度が遅くなると注意喚起している。

 これらのことから、「少量の飲酒でも、運転技能に影響が出るので、短い距離でも、〝飲んだら乗らない。乗るなら飲まない〟を徹底する」とともに、自転車に乗るときも、同様の心構えをもつよう要請。「大切な自分の命を守るため、家族を守るため、だれかを事故に巻き込まないために、〝飲酒運転を絶対にしない、させない〟ようにしよう」と呼びかけている。

 道教委では、職場研修や諸会議等での研修資料の活用を要請。併せて、市町村教委などにも、資料を参考にして、ともに飲酒運転根絶の取組を進めるよう呼びかけている。

(解説 2016-08-18付)

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