十勝小・中校長会が教育研究大会 職責への自覚高めて 4分科会や講演会など実施(関係団体 2016-08-09付)
「ふるさと十勝から、新しい時代を切り拓き、心豊かに、社会を生き抜く力をはぐくむ小・中学校教育の推進」を研究主題に開催
【帯広発】十勝小・中校長会(石川満会長)は三日、幕別町百年記念ホールで、第四十八回教育研究大会を開催した=写真=。研究主題「ふるさと十勝から、新しい時代を切り拓き、心豊かに、社会を生き抜く力をはぐくむ小・中学校教育の推進」のもと、四つの分科会や講演会などを実施。校長としての役割やより良い学校経営の在り方などについて理解を深めた。
十勝教育局、十勝管内教育委員会連絡協議会後援。
冒頭、石川会長があいさつ。「校長は、一人ひとりが一校を預かる責任者であるとの自覚に立ち、自校はもちろん、十勝教育の推進・発展に寄与しなければならない。校長としての自負と職責への自覚を高め、管内の百二校の校長が明確な展望のもと着実に漸進するものにしてほしい」と呼びかけた。
引き続き、来賓あいさつとして、十勝教育局の竹林亨局長、十勝管内教育委員会連絡協議会の星崎隆雄会長がそれぞれ登壇した。
竹林局長は、①学力向上の取組をはじめとする検証改善サイクルの機能②いじめの未然防止の取組の充実③服務規律の保持・徹底④人材の育成―の四点を要請し、「教育局としても、今後とも校長会や教育長部会と連携を図りながら、十勝教育の充実のために取組を進めていきたい」と話した。
星崎会長は、管内や本道の教育状況にふれた上で、「研究大会の成果を生かし、子どもが夢や希望に向かって安心して挑戦できる環境づくりのため、強いリーダーシップを発揮し、今日的な教育的課題の解決や自校の教育活動の活性化につなげてほしい」と期待した。
続いて、程野仁研修部長が大会趣旨について説明したあと、十勝教育局の佐藤育子教育支援課長が「学校教育における今日的な課題」をテーマに情報提供した。
つぎに、「組織・運営」「教育課程」「危機管理」「教育課題」の四分科会を実施。浦幌町立上浦幌中央小学校の野上泰宏校長が「浦幌町小中一貫コミュニティ・スクールにおける学校評価システムの構築」、幕別町立白人小学校の佐藤充弘校長が「創造性と社会参画意識をはぐくむ教育課程の改善・充実と校長の在り方」、新得町立新得小学校の原見寿史校長が「家庭・地域と連携・協働した安全・安心な学校づくりと校長の在り方」、広尾町立広尾小学校の鎌田一寿校長が「教育の質の向上を目指したICT活用能力の育成と学校情報化の推進」をテーマに提言発表した。
このあと、十勝バス㈱の野村文吾社長が「お客さま密着!で地域に貢献する十勝バスの取組~四十年ぶりの利用者増加の実例」と題して講演した。
分科会の研究主題はつぎのとおり。
▼第一分科会(組織・運営)=創意あふれる経営ビジョンに基づく活力ある組織運営と校長の在り方
▼第二分科会(教育課程)=生き抜く力の育成を目指す質の高い教育課程と校長の在り方
▼第三分科会(危機管理)=様々な危機に対応できる安全・安心な学校づくりと校長の在り方
▼第四分科会(教育課題)=今日的な教育課題に適切に対応する学校づくりと校長の在り方
(関係団体 2016-08-09付)
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