道特別支援学校副校長・教頭会　リーダーの資質高めて　夏季研開き８０人が研鑚積む

（関係団体 2016-08-09付）

講義や２コースに分かれての研究協議などが行われた

　道特別支援学校副校長・教頭会は二・三日、ホテルライフォート札幌で夏季研究協議会を開催した＝写真＝。会員七十九人が出席。研修を通して、副校長・教頭としての資質向上を図った。

　初日の開会式では、竹内哲会長があいさつ。神奈川県相模原市の福祉施設で発生した殺傷事件にふれ、自校の不審者対策や職員の心身の健康管理を行うなど、対応策を求めた。

　また、研究協議会の意義にふれながら、「研修で学んだことを二学期からの業務に生かしてほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、道特別支援学校長会の石川大副会長が登壇。「本道の特別支援教育を推進するリーダーとして資質を高めるよい機会」と話し、積極的な研修を求めた。

　続いて、研修担当者が本年度の研修計画を説明。研修の重点として、「社会の変化や多様な教育的ニーズに対応した特別支援学校の学校運営の在り方」「安定的な学校運営に向けた副校長および教頭の資質の向上」「次代の特別支援学校を担う人材育成の在り方」の三点を挙げた。

　このあと、道教委の西村泉教育指導監が「副校長・教頭に期待すること～学校を動かす」と題して講義。学校の要としての自覚や職務を理解するほか、校長・教職員の意見・考えを調整し、考えを合わせていくことを求めた。

　また、教員は教員レベルで、校長は校長レベルで悩みを抱えていることから、それぞれの立場を理解した上で対応するなど、良好な関係性を築くように呼びかけた。

　講義後、教職員の服務管理等の実務コースと組織マネジメント等の経営コースに分かれて研究協議を行った。

　二日目は、㈲アールズセミナー代表取締役の佐々木亮子氏が「組織における副校長・教頭の役割」と題して講話したほか、道教委特別支援教育課学校教育指導グループの伊藤友紀主幹が行政説明を行った。

(関係団体 2016-08-09付)