ひやまＷａｌｋｅｒ Ｐｒｏｊｅｃｔ　地域の魅力を発信しよう　全体会開き高校生１３人参加

（道・道教委 2016-08-22付）

近江氏が講演

　【江差発】桧山教育局は七月中旬、桧山合同庁舎で「ひやまＷａｌｋｅｒ　Ｐｒｏｊｅｃｔ」第一回全体会を開催した。高校生十三人が参加。㈱ノースプロダクション（浦幌）の近江正隆社長が「まちづくりへのかかわり方」について講演した＝写真＝。生徒たちに地域の課題と正面から向き合い、解決する力を身に付けるよう呼びかけた。

　本年度地域教育政策推進事業の一環。地域の発展を支える人材および地域の魅力を発信できる次世代リーダーを養成するのが目的。

　開会式では、毛利薫局長があいさつ。「皆さんに各町の自慢できることや魅力を提案していただきたい」と述べ、最終的には情報誌『ご当地ウォーカー』の作成につなげる考えを示した。

　結びに、「〝地域の宝〟が未来に向かって輝き続けることと、皆さんが地域の発展に貢献する次世代のリーダーとして活躍することを心から願う」と述べた。

　このあと、地域プロデューサーとして活躍するノースプロダクションの近江社長が「まちづくりへのかかわり方～ひやまの未来に向けて」と題して講話した。

　〝仕事〟について近江氏は「社会が変わると新たな仕事が生まれる。その時代にある課題を解決していくことが仕事になる」と定義し、「課題を見つけて解決する力があれば、どんな時代でも生きていける。皆さんには、課題を発見して解決する力を身に付けてほしい」と語った。

　併せて、「地域の課題と真摯に向き合ってほしい。地域の課題を探るとともに解決することが、そのまちの発展につながるだけでなく、皆さんが激動の社会を生き抜くための力になる」と強調した。

　今回のプロジェクトについては、「まちづくりでもあり、人づくりでもある。未来をつくるにはまちづくりと人づくりが欠かせない。皆さんには、知識・専門性・人脈といった課題を解決するのに必要なスキルを身に付けるため、外に出てつぎのステップにチャレンジしてほしい」と期待した。

　続いて、グラフィックデザイナーの加藤綾子氏が「ふるさとの魅力を発信～情報誌作成のポイント」について講座・演習を行った。

(道・道教委 2016-08-22付)