道立学校教員が酒気帯び運転　道教委が速報発表

（道・道教委 2016-08-23付）

　道教委は二十日、道立学校教職員による酒気帯び運転発生の速報を発表した。事故の発生を受け、柴田達夫教育長は、事実関係の把握と厳正な対処、飲酒運転根絶に向けた取組の徹底を表明した。

　道教委では、公立学校教職員などの酒気帯び運転発生を受け、七月八日、道教委職員・道立学校教職員の飲酒運転根絶に向けた「決意と行動」を策定。飲酒運転根絶取組強化期間（七月十三日～九月三十日）の設定、交通違反速報室の設置、懲戒処分の量定加重などを打ち出した。

　このうち、交通違反速報室は、「飲酒運転根絶の日」の七月十三日、本庁総務政策局総務課と教職員課に設置。職員による飲酒運転などが発生した場合、休日や夜間等も含め、所属部署等からの速報を受理し、速やかな公表などを行うとした。今回、設置後初の事案が発生した。

　速報によると、道東の道立特別支援学校に勤務する五十代の男性教諭が二十日午前九時五十五分ごろ、自家用車を運転中に、中標津町内の電柱に衝突した。目撃者の通報で駆けつけた警察官が呼気検査を行うなどして、酒気帯び運転と認定した。詳細は確認中という。

　事故の発生を受け、柴田教育長はつぎのとおりコメントした。

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　飲酒運転根絶に向けた取組の強化期間中にもかかわらず、生徒を指導する立場にある教員による酒気帯び運転が発生したことは、大変遺憾であり、生徒や保護者をはじめ、道民の皆様に大変申し訳なく思っております。

　道教委としては、今後、警察の捜査などの状況を見極めるとともに、詳細な事実関係の把握に努め、厳正に対処してまいります。

　また、飲酒運転の根絶に向け、さらに取組を徹底してまいります。

(道・道教委 2016-08-23付)