北広島市教委が昆虫採集教室　カブトムシ、大きい！　自転車道でお目当て見つけ歓声

（市町村 2016-08-31付）

「ノコギリクワガタだ！」などと歓声が上がった

　北広島市教委エコミュージアムセンターは八月上旬、ＪＲ北広島駅から札幌市厚別区上野幌までを結ぶ自転車道「エルフィンロード」で、「カブトムシ・クワガタ採集教室」を実施した。児童十七人が参加。木を一本一本じっくりと観察しながら、お目当ての昆虫を採集しようと真剣な表情を浮かべていた。

　市内には、カブトムシのほか、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、スジクワガタなどが多く生息している。今回の教室は、エルフィンロードのルート周辺に生息している昆虫の観察・採集とともに、昆虫の生態について学ぶもの。

　晴天に恵まれた当日、市内の児童十七人がエルフィンロード内の「自転車の駅」に集合。道両生爬虫類研究所の中林成広氏の指導のもと、お目当ての昆虫を採集しようと、片道一・七㌔㍍のルートを歩いた。

　中林氏は道中、「ハンノキ」「ハルニレ」などの木々に、カブトムシやクワガタムシが多く生息していると説明すると、児童たちはところどころで止まり、木を一本一本じっくりと観察。時折、手や足で木に軽く衝撃を与え、落ちてくる昆虫を発見しては、「ノコギリクワガタだ！」「スジクワガタだ！」などと歓声を上げていた＝写真＝。

　児童たちは、「カブトムシを二匹も捕まえることができて、うれしい」「大切に世話したい」「カブトムシの飼育を夏休みの自由研究にする」などと笑顔を見せていた。

(市町村 2016-08-31付)