北広島市教委「子ども学芸員」開催　僕たちの作品見てください　ナウマンゾウ制作体験など紹介

（市町村 2016-09-01付）

北海道博物館の特別展で、来場者に解説した

　北広島市教委エコミュージアムセンターは八月六日、北海道博物館で「子ども学芸員」体験を実施した。参加した児童十三人は、博物館で開催中の特別展「ジオパークへいこう！」で展示されている、児童制作の模型について来場者に解説。模型制作時の作業の様子や工夫したことなどを伝えていた＝写真＝。

　四月から約二ヵ月間、市教委と北海道博物館が共催で実施した「北広島マンモス復活プロジェクト」で、市内の児童生徒が「ケナガマンモスゾウの親子二体」の模型を制作。今回、このプロジェクトの一環として、制作に参加した児童が学芸員の仕事を体験した。

　当日、午前の部に児童六人、午後の部に児童七人が分かれて体験。同博物館エントランスロビーで、特別展示してある模型のそばで来館者を迎えた。

　児童たちは、来館者に制作時の作業や苦労したこと、マンモスについて学んだことなどを紹介。来館者からの質問や学芸員の説明などをメモし、「つぎに同じ質問をされたときに、説明できるようにしたい」と話すなど、熱心に説明していた。

　エコミュージアムセンターの畠誠主査は「児童たちがつくったものを、多くの人に知ってもらう良い機会。これを機に、学芸員の仕事に興味をもってくれれば」と目を細めていた。

(市町村 2016-09-01付)