道都大美術学部第１３回高校生住宅設計コンクール　鈴木さん（名寄産業３年）が最優秀賞

（学校 2016-10-05付）

最優秀賞を受賞した鈴木さんの作品「一期一会」

　第十三回道都大学美術学部高校生住宅設計コンクールの結果がまとまった。「山のふもとで暮らす登山ガイドの家を設計してください」のテーマのもと、全国の工業、住居などの学科を設置する高校生が出品。百七十三作品の中から、最優秀賞に名寄産業高校建築システム科三年の鈴木志穂さんの「一期一会」が選ばれた＝写真＝。

　道都大学美術学部主催の同コンクールは、テーマに沿った新たな住宅設計を提案するもの。今回のテーマは、「山のふもとで暮らす登山ガイドの家を設計してください」。設計条件は、子どもからお年寄りまで山登りについて指導をするためのスクールや、山登りに必要な装備や用具を販売する店舗を併設するなどとした。全国の二十都道府県三十六校から百七十三作品が集まった。

　審査には、同大の教員による審査員会メンバーのほか、学生、同大建築学科ＯＢなどが当たった。また、道高校体育連盟登山専門部の山納秀俊委員長が特別審査員として参加した。

　審査の結果、鈴木さんの「一期一会」が最優秀賞に輝いた。鈴木さんの作品は、初心者でも安全に山登りを楽しんでもらうシステムのほか、床レベルが少しずつ変化した中庭や、周囲を囲む住居などに工夫を凝らしていた。

　このほか、道内の受賞者は、ＯＢ審査員賞に名寄産業高校建築システム科三年の中矢共起君の「Alpinest／初心に還る登山家の巣」、奨励賞に名寄産業高校建築システム科三年の渡辺和樹君の「道標／方位磁針の先に」がそれぞれ選ばれた。

(学校 2016-10-05付)