旭工高建築科がインターンシップ 仕事のやりがい感じて 2年生40人参加し各事業所で(学校 2016-10-03付)
生徒は興味深そうに、担当者の説明に耳を傾けた
【旭川発】旭川工業高校(小幡圭二校長)建築科は九月中旬の三日間、二年生のキャリア教育の一環として職場体験学習を行った。生徒四十人が二十以上の事業所で労働。仕事の楽しさや大変さを学び、将来に対する意識を高めていた。
建築科二年生のキャリア教育の一環で行われた同学習は、実際の職場で働くことで職業意識や将来に対する意識の高揚を図ることをねらいとしている。
うち、旭川市の建設企業の㈱廣野組では、建築科二年生の伊藤星七君と大懸悠人君の二人を受け入れた。
同社が施工する「東旭川認定こども園新築」の工事現場を見学した。案内した建築事業部の西森学統括工事部長は、一日の仕事の流れや現場管理について説明。「現場代理人は原価管理や工程管理もしなければならない。最も重要なのは安全管理」と現場代理人の職責の重さを伝えていた。
このほか、現場代理人の宮澤一彰工事部次長や八谷寬夢氏が工事写真の撮影や施工体制台帳の作成、安全書類の確認方法、レベル測量などを指導。生徒は興味深そうに担当者の説明に耳を傾けていた。
伊藤君は「普段学校で習わないこと、現場でしか分からないことがたくさんあるということに気づいた」、大懸君は「現場で働く人たちの安全管理がとても大事だと思った」などと話し、現場代理人という将来の夢に目を輝かせていた。
西森部長は「3Kと呼ばれた昔と違い、今は職場環境が改善されている。若い人たちに現場を知ってもらうことで入職につながれば」と期待を寄せている。
また、同社では「大正橋長寿命化耐震補強」の現場も同校の生徒三人を受け入れた。
(学校 2016-10-03付)
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