道科学大の「クラブ手伝い隊」　学生有志が児童と交流　札幌市手稲山口小に５０人訪問

（学校 2016-09-29付）

児童は、学生の動きに習って、リズムに合わせ踊った

　北海道科学大学（苫米地司学長）の学生有志約五十人で組織する「クラブ手伝い隊」が二十六日、札幌市立手稲山口小学校（渡辺聡校長）を訪れ、四・五・六年生約四百人が所属する各クラブ活動をサポートした。

　今回の活動は、同小から、「クラブ活動を通じて、学生と交流を図りたい」との要望がきっかけで実現したが、要望が寄せられる契機となったのは、同大学生有志がことし五月に展開した「グラウンドまもり隊」の活動。手稲地区の小学校六校でグラウンドに防塵剤散布や運動会の運営補助などを行ってきた。

　同大の学生は、さらなる活動の活性化に向けて、「クラブ手伝い隊」を結成。クラブに所属している学生と都市環境学科の学生が参加した。

　当日は、同小でサッカー、バドミントン、一輪車、ダンスなど十四のクラブのサポートに加わった。うち、児童二十七人が活動するダンスクラブでは、ダンス同好会に所属している学生六人が交流した。

　学生は児童に、「シックスステップ」を教え、「かっこよく」「楽しく」「元気に」踊れるよう指導。児童は、学生の動きに習い、リズムに合わせて踊った＝写真＝。児童は「ステップが細かくて難しいけれど楽しい」「リズムは早いけれど“上手だね”“カッコイイね”とお兄さんに声をかけてもらえてうれしい」などと話し、学生との交流を楽しんだ様子だった。

　ダンス同好会の情報工学科二年の安井悠貴君は「児童たちには、ダンスを自分の楽しみとして、これからも続けてほしい」と話した。都市環境学科の木内伸洋助教は「学生たちが感謝されること、役に立てていることを感じながら、人としてさらに成長してくれたらうれしい」と述べた。

　一方、木村大輔教頭は「学生たちとの交流を通じて、児童たちが、人とかかわることの大切さを感じてくれたら」と期待を寄せていた。

(学校 2016-09-29付)