２９年度教員採用候補者登録状況　道・札幌市で１３２１人　倍率は増減なしの４．２倍

（道・道教委 2016-10-20付）

　道教委は十八日、二十九年度道・札幌市公立学校教員採用候補者の登録状況を発表した。道と札幌市を合わせた登録者数は、二十八年度よりも十五人少ない一千三百二十一人。受検者数五千五百五十九人に対する受検倍率は、増減なしの四・二倍だった。

　二十九年度教員採用候補者の選考検査受検者は、小・中・高校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭を合わせて、道が四千二百六十七人、札幌市が一千二百九十二人、合計五千五百五十九人。

　登録者数は、道が二十八年度よりも五十四人増の一千三人、札幌市が六十九人減の三百十八人、合計で十五人減の一千三百二十一人。

　受検倍率は、道が〇・四ポイント減の四・三倍、札幌市が〇・九ポイント増の四・一倍、合計で増減なしの四・二倍。

　受検区分別に道・札幌市合計の登録状況をみると、小学校は、六十六人増の五百二人（うち地域枠十五人）で、倍率が〇・七ポイント減の三・〇倍。

　中学校は、五十四人減の二百四十人で、倍率が一・〇ポイント増の七・一倍。教科別の倍率は、保健体育九・五倍、社会九・一倍、英語八・〇倍、理科七・〇倍など。

　高校は、六人減の百九十七人で、倍率が〇・三ポイント増の五・九倍。教科別倍率は、家庭十三・三倍、音楽九・八倍、保健体育八・七倍、地理歴史・公民七・七倍など。

　特別支援学校は、三十四人減の二百四十八人で、倍率が〇・三ポイント増の三・〇倍。

　養護教諭は、四人減の百八人で、倍率が〇・七ポイント増の二・九倍。

　栄養教諭は、十七人増の二十六人で、倍率が七・二ポイント減の四・七倍となっている。

　特別選考による登録状況では、スポーツ・芸術特別選考で、スポーツ分野（アルペンスキー）から高校の地理歴史（地理）に一人。障がい者特別選考で、中学校の英語、高校の生物、特別支援学校小学部、同じく中学部の保健体育、高等部の公民（政治経済）に各一人を登録。

　社会人特別選考では、看護師免許を所有し、看護師として三年以上の勤務経験のある五人が、高校の看護で登録となった。

　また、工業・水産特別選考で、高校の電気通信に第一級総合無線通信士一人を登録した。

(道・道教委 2016-10-20付)