道教委　文科省委託事業の学校・家庭・地域連携協力推進事業　家庭教育支援で白老など１５市町指定

（道・道教委 2016-10-24付）

　道教委は、文部科学省委託事業「学校・家庭・地域連携協力推進事業」のうち、家庭教育支援における二十八年度指定地域を決めた。本年度は十五市町で推進。地域人材を活用した家庭教育支援員の配置や、チームとしての組織化を図り、保護者等への家庭教育に関する情報提供や学習機会の提供、相談対応などを行う家庭教育支援活動を実施していく。指定地域のうち、白老町、釧路市は教育支援チームを編成し、訪問方式による支援活動を実施。相談対応を行うとともに、事例によって、保健福祉関係機関への橋渡し的な取組も実施する計画。

　家庭教育支援活動は、未来を担う子どもたちを健やかに育むためには、幅広い地域住民の参画によって、地域と学校が連携・協働して、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動を推進していく「学校・家庭・地域連携協力推進事業」の事業メニューの一つ。

　地域の人材を活用し、家庭教育支援員として配置。保護者等へ家庭教育に関する情報や学習機会の提供、相談対応、家庭教育支援員のチームとしての組織化、学習プログラム作成・普及など、すべての保護者が安心して家庭教育を行うための支援活動を行う。

　二十八年度指定が決まった地域は十五市町。うち、九市町がチームとして組織化している。

　具体的な取組では、乳幼児検診、就学時健診、入学説明会、保護者会・参観日、ＰＴＡ研修会などを活用し、講演会や学習機会の提供・コーディネート、サロン形式による相談対応などを行う。

　うち、二十八年度の取組として白老町、釧路市では家庭教育支援員のチームを活用して、相談者の要望に応え、訪問形式による家庭教育支援を計画している。

　指定地域はつぎのとおり。

▽空知＝砂川市、南幌町、長沼町

▽後志＝小樽市

▽胆振＝壮瞥町、白老町

▽渡島＝松前町

▽上川＝東神楽町、東川町

▽宗谷＝浜頓別町、中頓別町、礼文町

▽オホーツク＝美幌町

▽釧路＝釧路市、釧路町

(道・道教委 2016-10-24付)