道教委 文科省委託事業 放課後子供教室の本年度指定 滝川市など65市町村に(道・道教委 2016-10-21付)
道教委は、文部科学省委託事業「学校・家庭・地域連携協力推進事業」のうち、すべての子どもたちが放課後などに安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行う総合的な放課後対策支援(放課後子供教室)事業における本年度指定地域を決定した。滝川市など六十五市町村を指定。各市町村は、域内の地域学校協働活動等の運営方法などを検討する運営委員会の設置や、活動の企画や学校・家庭・地域の調整を行う地域コーディネーターの設置、様々な地域学校協働活動を首長部局と教育委員会が連携して実施していく。
学校・家庭・地域連携協力推進事業は、未来を担う子どもたちを健やかに育むため、学校・家庭および地域住民等がそれぞれの役割と責任を自覚しつつ、地域全体で子どもたちを育む体制づくりを目指すもの。幅広い地域住民などの参画によって、地域と学校が連携・協働して、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動を推進していく。
具体的には、①授業等における学習補助や教員の業務補助などの学校支援活動②学習が遅れがちな中学生・高校生等を対象とした原則無料の学習支援(地域未来塾)③女性の活躍促進を阻む「小一の壁」を打破するとともに、次世代を担う人材を育成するため、すべての子どもたちが放課後等に安心・安全に過ごし、多様な体験・活動をする総合的な放課後対策支援④保護者等への学習機会の提供や相談対応などの家庭教育支援⑤子どもたちの安全確保のための見守り、子どもの健康等に関する指導助言―などといった取組を通じて、子どもたちの社会性・自主性・創造性等の豊かな人間性を育むとともに、地域社会全体の教育力の向上を図り、地域の活性化や子どもたちが安心して暮らせる環境づくりを推進する。
うち、③の放課後子ども支援(放課後子供教室)は、放課後や週末などに、学校の余裕教室を活用して子どもたちの安全・安心な活動場所を確保し、地域と学校が連携・協働して学習や様々な体験・交流の機会を定期的・継続的に提供する放課後支援活動の一つ。
実施する場合には、放課後児童クラブがない地域の放課後子供教室を除き、放課後児童クラブと連携して実施する。また、一体型の放課後子供教室および放課後児童クラブを実施する場合は、優先的に予算措置が行われる。
指定市町村はつぎのとおり。
▽空知=滝川市、砂川市、歌志内市、南幌町、上砂川町、長沼町、浦臼町、秩父別町
▽石狩=千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町
▽後志=寿都町、黒松内町、蘭越町、ニセコ町、積丹町、余市町
▽胆振=登別市、厚真町、むかわ町
▽日高=平取町、新冠町、様似町
▽渡島=北斗市、知内町、七飯町、鹿部町
▽桧山=厚沢部町
▽上川=士別市、名寄市、富良野市、東神楽町、東川町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、下川町、美深町
▽宗谷=稚内市、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、礼文町、利尻富士町、幌延町
▽オホーツク=北見市、網走市、津別町、小清水町、訓子府町、滝上町、西興部村、大空町
▽十勝=帯広市、音更町、士幌町、清水町、本別町
▽釧路=釧路市、釧路町
▽根室=根室市、別海町
(道・道教委 2016-10-21付)
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