28年度道社会貢献賞私学教育功績者表彰 酒井氏など4氏に栄誉 私学教育の振興へ決意新た 
(道・道教委 2016-10-24付)

 道は十九日、札幌ガーデンパレスで二十八年度北海道社会貢献賞私学教育功績者表彰式を挙行した。幼児教育の振興など長年にわたって本道の私学教育の振興に顕著な功績を挙げた酒井玲子氏(学校法人北星学園理事・北星学園学園長)など四氏に浦本元人知事室長から表彰状が贈られた=写真=。

 道社会貢献賞は昭和三十三年度から実施しており、本年度で五十九回目。長年にわたって本道私学教育の振興に顕著な功績を挙げている人を対象に功績をたたえ、表彰している。受賞者数は、本年度の四人を加え二百九十二人になる。

 本年度は、酒井氏、大西正宏氏(学校法人帯広大谷学園理事・帯広大谷高校校長)、佐藤三幹氏(学校法人帯広みどり学園理事長・北明やまざと幼稚園園長・帯広第二ひまわり幼稚園園長)、橋本弘氏(学校法人稚内鈴蘭学園理事長・稚内富岡幼稚園園長)の四氏が受賞。

 表彰式では、はじめに、高橋はるみ知事の式辞を浦本知事室長が代読。「長年にわたり私学教育の第一線で活躍され、豊富な経験と見識、卓越した指導力によって新しい時代を担う多くの人材の育成に尽力されるなど、本道の教育振興に大きな貢献を果たしてこられた。皆さんが積み重ねてきた功績には、教育関係者をはじめ、道民からも称賛の声が数多く寄せられている」とたたえながら、「今後とも、きめ細やかで特色ある教育を通じて、子どもたち一人ひとりの個性と能力を伸ばし、心身ともに健やかで夢や希望に向かって、たくましく生きていく力をもった若者を育んでいただきたい」と述べ、今後の活躍に期待を寄せた。

 続いて、道議会文教委員会の大崎誠子委員長、道教委の鶴羽佳子委員、道私立学校審議会の佐藤有会長が祝辞。「長年にわたって本道の私学教育の振興・発展に多大な功績を挙げてこられた。北海道の未来を開く子どもたちに、私学ならではの魅力ある教育を提供するという大きな役割を果たすためには、引き続き、皆さんの尽力が欠かせない」(大崎委員長)、「皆さんの日ごろからの努力が本道教育の礎となり、幼稚園から中学校、高校、短期大学、大学までの幅広い教育の場で活躍する多くの優秀な人材を育成されてこられたことに深く感謝する」(鶴羽委員)、「長年、それぞれの立場で本道の私学教育の振興に尽力され、特に、時代を担う人材の育成のために多大な貢献をされてこられた。今後とも、優れた識見と豊かな経験を生かされ、本道の私学教育のさらなる発展のため、引き続き尽力いただきたい」(佐藤会長)などと述べ、受賞者の功績をたたえるとともに、今後の活躍に期待した。

 最後に受賞者を代表して酒井氏が謝辞。「北海道社会貢献賞をいただき、大変光栄。現在、私学は経営問題など多くの課題を抱えているが、受賞を機に、建学の精神を一層高く掲げ、私学教育、社会の振興に貢献していきたい」と決意を述べた。

(道・道教委 2016-10-24付)

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