道教委と道P連が教育懇談会 子どもの課題共有し連携(道・道教委 2016-10-27付)
子どもたちをめぐる課題の解決へ意見交換
本年度第二回「道教委と道PTA連合会役員との教育懇談会」が二十二日、ホテルポールスター札幌で開かれた=写真=。道教委各課の担当主幹が、所管する事業内容を説明した。また、意見交換を通して、子どもたちをめぐる課題を共有し、その解決のため、連携して取り組んでいくことを確認した。
十九人が出席した教育懇談会では、道P連の佐藤彰会長が開会あいさつ。「PTAだけでは、子どもに関するすべての課題をクリアすることはできない。行政も同様だと思う。行政とPTAとが両輪となって取り組まなければならない時期に来ている。この懇談会が、オール北海道で課題を共有し、互いに何ができるかを考えるよう発展する場になればと思う。意見交換し、現状を認識した上で、手を取り合い取り組んでいきたい」と述べた。
道教委の船木誠生涯学習課長も「学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしていくとともに、お互いが連携しながら、子どもたちを育んでいくことがますます重要になっている。この懇談会は、道教委と皆さんの連携を強化していくために大変有意義な場。相互の理解が深まることを期待する」とあいさつした。
そのあと、道教委の生涯学習課、義務教育課、健康・体育課、学校教育局参事(生徒指導・学校安全)、特別支援教育課の担当主幹が、ネット利用を含む望ましい生活習慣や読書習慣の定着、全国学力・学習状況調査の結果、コミュニティ・スクールの設置促進、どさん子体力アップ強調月間をはじめとする運動習慣定着の取組、いじめ問題への対応、発達障がいのある子どもたちへの支援などについて説明した。
意見交換では、読書習慣の定着にかかわって、「家庭に常に本が置いてあれば、子どもは自然に興味をもつ。家庭にきっかけがなければ、読書習慣は身に付かない。〝家読〟は、保護者の意識次第」、また、コミュニティ・スクールの設置促進について、「関係者の意識を変えなければ。また、地域コーディネーターの育成が必要」などの意見が出た。
(道・道教委 2016-10-27付)
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