道町村教委連教育長部会研開く　教育上の諸課題解決へ　グループワークなどで研鑚

（関係団体 2016-11-02付）

３委員会に分かれての協議や新任教育長研修も行った

　道町村教育委員会連合会は十月二十七日、ホテルライフォート札幌で二十八年度教育長部会研修会を開いた＝写真＝。約百二十人が参加し、グループワーク形式の講義や三つの委員会での提言・協議などを通して、当面する教育上の諸問題についての研修を深めた。

　同研修会では、豊島滋教育長部会長が開会あいさつ。「私たちを取り巻く教育課題が多い。学力や体力の向上、いじめの問題など、たくさんの課題があるが、これらの課題を丁寧に解決し、結果を出すのが我々教育長の大きな職責の一つ。そのために、この研修会は意義あるもの」と述べ、研修会の成果に期待を寄せた。

　また、道教委の梶浦仁学校教育監が来賓あいさつに立ち、「研修の成果を今後の教育行政の推進に生かしていただきたい」と要請。また、学力・体力の向上、望ましい生活習慣の定着、いじめの未然防止と早期発見・早期対応、コミュニティ・スクールの導入促進など、道教委が進める主要施策について説明し、理解と協力を求めた。

　このあと、文部科学省初等中等教育局参事官（学校運営支援担当）付の廣田貢参事官補佐が「地域とともにある学校づくりの充実に向けて～地域みんなで子どもたちの未来を考える」をテーマに講義。学校と地域の連携・協働の必要性、コミュニティ・スクールの意義などを説明したあと、グループワークを行った。

　続いて、行財政・学校教育・社会教育の三委員会に分かれて協議。行財政は「占冠中央小学校コミュニティ・スクールの取組について」、学校教育は「浦河町の学力向上対策と特別支援教育の充実、小中高の連携」、社会教育が中札内村の「〝コミュニティ・スクール〟の導入～〝共育の日〟の具現化に向けて」をテーマに、それぞれ提言と協議を行った。

　並行して、昨年十月二十八日以降就任の新任教育長を対象とした研修会も実施した。

(関係団体 2016-11-02付)