札幌市立高校・特別支援学校長会　より良い学校へ情報共有　本年度の現状・課題など協議

（関係団体 2016-11-09付）

今後の方向性を確認した

　札幌市立高校・特別支援学校長会（石黒清裕会長）は十月下旬、市立札幌大通高校で第七回研究協議会を開催した＝写真＝。市からの連絡や、学教連絡会の報告事項を共有。本年度の「現状と課題」などについて協議も行い、同会における今後の方向性を確認した。

　冒頭、札幌市障がい福祉課の名塚大輔氏が、子どもの状態に適した医療機関等を速やかに案内する「さっぽろ子どものこころのコンシェルジュ事業」について説明。「必要に応じ、高校を経由し活用を」と呼びかけた。

　続いてあいさつに立った石黒会長は、校内問題を解決する上で教員による共通理解と迅速な行動の重要性を強調。新学習指導要領では、一人ひとりの生徒をより丁寧にみることが求められるため、その方法論を共有する機会として、今後も、教科別研究会などに取り組んでいく考えを示した。

　このあと、学教連絡会や各連絡協議会・推進委員会からの連絡事項などを確認。北翔養護学校の佐藤昌弘校長が、十月上旬に開催された特別支援教育コーディネーター情報交換会の報告を行った。また、札幌旭丘高校の佐々木高至校長は、同校弁論部が北方領土返還要求運動推進功労者等内閣府特命担当大臣表彰を受けたことを紹介した。

　協議では、本年度の「現状と課題」における当日の流れや、来年一月二十七日開催の「北海道教育会議」および「教育懇談会」について共有した。

(関係団体 2016-11-09付)