学び合う工夫を紹介　札幌東栄中で公開授業―北中英研・札中英研

（関係団体 2016-11-09付）

仲間と協力して北海道の魅力をプレゼンテーションする授業を展開した

　道中学校英語教育研究会（＝北中英研、加藤佳栄会長）と札幌市中学校英語教育研究会（＝札中英研、同）は、札幌市立東栄中学校で公開授業を実施した。十月下旬に開いた第二回北海道中学校英語教育研究会研究大会兼第五回札幌市中学校英語教育研究会研究大会（一日付２面既報）の中で行ったもの。東栄中の成澤哲哉教諭が一年六組の「ＳＵＮＳＨＩＮＥ　ＥＮＧＬＩＳＨ　ＣＯＵＲＳＥ１　ＰＲＯＧＲＡＭ７―Ｔｈｅ　Ｗｏｎｄｅｒｆｕｌ　Ｏｃｅａｎ」を指導し＝写真＝、仲間と協力して北海道の魅力をプレゼンテーションする授業を展開した。

　授業は七時間扱いの六時間目。成澤教諭は本時の目標を、「簡単な英語を用いて北海道の自然（観光地）を魅力的に紹介することができる」「登場人物の気持ちになって、生き生きと英語を読むことができる」「手に入れた情報を活用し、仲間と協力して積極的に活動しようとしている」と設定した。

　はじめに前時で学習した疑問詞の「ｗｈｅｎ」を復習。扇風機やクリスマスツリーの写真を提示し、「Ｗｈｅｎ　ｄｏ　ｙｏｕ　ｕｓｅ　ｔｈｉｓ？」と、いつ使うのか問いかけるなど、「ｗｈｅｎ」の使い方を確認した。

　教科書本文を生徒とともに音読したあと、ＡＬＴのビデオレターを上映。北海道旅行を楽しみにしているＡＬＴのために、「北海道の自然（観光地）を魅力的に紹介しよう」という意欲を高めさせた。

　目標を達成するに当たり、成澤教諭は札幌雪祭りの写真を提示しながら札幌の魅力を紹介するプレゼンテーションを例示。生徒に、「北海道について発表する自分」をイメージさせた。

　また、生徒が文章を考える際に北海道各都市の施設や公園などの英単語を提示。知っている単語や文法などを活用し、グループで協力して発表できるよう工夫を凝らした。

　全体発表では生徒がグループごとにプレゼンテーションを実施。また、生徒には内緒で発表を聞いていたＡＬＴが講評した。

(関係団体 2016-11-09付)