社会に活きる学びを探究　道算数数学教育研究渡島・函館大会

（関係団体 2016-11-11付）

４４１人が参加

　【函館発】道算数数学教育会(相馬一彦会長)は十月下旬の二日間、函館市民会館などを会場に第七十一回道算数数学教育研究大会渡島・函館大会を開催した＝写真＝。全道各地から算数・数学を専門とする教員など四百四十一人が参加。研究主題「社会に活きる、社会に活かす算数・数学の探求」のもと、本道の算数・数学の教育充実に向けて研鑚を積んだ。

　初日は、函館市民会館と函館アリーナを会場に、小・中・高校の各部会に分かれてそれぞれの講師が講習会を実施した。引き続き、同会場で部会交流会と全体研究協議会を行った。

　開会式でははじめに、相馬会長があいさつ。次期学習指導要領改訂に当たって重要視されているアクティブ・ラーニング(AL)にふれ、「算数・数学の授業における主体的な学びの充実に向けて、成果を各校に発信できるよう、実りある大会にしてほしい」と呼びかけた。

　来賓祝辞では、渡島教育局の横山佳彦義務教育指導監、函館市教委の山本真也教育長、日本数学教育学会の藤井斉亮会長が祝辞。

　横山義務教育指導監は、同研究会の組織的な研究に敬意を示した上で、学力調査の成績が上昇傾向にあることを示し、「大会で数学の良さを知り、学んだことを各地域にもち帰り、活動の充実に役立ててほしい」と述べた。藤井会長は「大会が日本の数学に良い影響を与えるものになってほしい」と期待を寄せた。

　二日目は、市内の小・中・高校の三会場で公開授業と分科会を実施した。

(関係団体 2016-11-11付)