どさんこ☆子ども全道サミット各地区会場の様子⑭　勇気をもって輪になろう―根室地区

（道・道教委 2016-11-15付）

いじめの未然防止に向け認識を共有した

　【根室発】根室地区の「どさんこ☆子ども全道サミット」および「どさんこ☆子ども根室地区会議」は、中標津高校を会場に行われた＝写真＝。参加した児童生徒は、いじめのない明るい学校づくりに向けた主体的な取組について協議し、各学校におけるいじめの未然防止に向けて認識を共有した。

　午前の全道サミットには、児童生徒四十八人が参加。全員でコミュニケーションについての講話を聴講したあと、アイスブレイクも行って緊張をほぐした。

　続いて協議に移り、児童生徒は前年度の「どさんこ☆子ども全道サミット行動宣言」に基づいて、各学校の取組や成果を交流した。

　協議内容を受け、本年度のテーマ「いじめの原因について考え、いじめを防ぐために学級・学校で取り組めることを考えよう！」をもとに、校種混合の四グループに分かれて議論した。

　その結果、「一人をつくらないために、相手の気持ちを考えたり理解したりしよう」というメッセージを、根室地区会場のまとめとして報告した。

　午後からは、七十四人が参加して地区会議を実施した。

　前段では、「いじめ・ネットトラブルメッセージコンクール」の表彰式が行われ、別海町立中春別小学校四年・山口峻平君や、中標津高校一年・木内美香子さんなど八人に表彰状が贈られた。

　続いて、いじめのない学校づくりに向け、児童生徒は六グループに分かれて協議。いじめの根絶を訴える漢字一文字を考えた。グループごとに、「勇」「繋」「等」「輪」「神」「聞」の六つを挙げた。

　最後に、その漢字に込めた思いを発表。「一人ひとりが勇気をもつ」「輪になって踊ろう」などのメッセージを模造紙に張り付け、参加者全体で認識を共有した。

(道・道教委 2016-11-15付)